本記事は『ゆほびかGOLD』vol.30(2016年刊)の記事を再編集したものです。
斎藤一人さんは、全国累積納税額日本一の当代一の実業家として知られています。
今回は、編集部にたくさん寄せられた斎藤一人さんへの質問に、ズバリ回答していただきました。
神さま好きの一人さんならではの神さまとの上手なつきあい方を通して、
「神さまを味方につけるコツ」も見えてきます。
楽しく読めて、心がすずやかになる「お金と幸せ」の人生問答をどうぞお楽しみください。
皆さん、こんにちは。
〝一人さん〟こと、斎藤一人と申します。
今回は「幸せとお金の神さま」というテーマでご質問をいただきまして、皆さんほんとうにありがとうございます。
これから、ご質問にお答えしていくわけですけれど、その前に1つ、頭の中に入れておいてもらったらありがたいな、と思うことがあります。
私は「神さまはいる」と思っています。神さまが大好きで信じている人間です。「不思議だな」と思う人がいるかもしれません。だからと言って、皆さんに「信じなさい」と言うつもりはありません。
私は他人に強要されるのも、他人に強要するのも、苦手です。
私がこの記事で話したことはすべて、皆さんからのご質問に対して、
「一人さんはこんなことを考えて、こんなふうに生きている人間ですよ」と言っているだけなんです。
でも、読者の皆さんがさらに豊かになって幸せになりますように、私なりに一生懸命お答えしていきます。
そうやって私が話したことの中に、もし、皆さん1人ひとりの心に響く何かがあったら、ものすごく光栄です。
【質問⑦】自分の中の神さまに気づき、人生に活かすには
一人さんはご著書の中で、「私たちは神さまの分け御霊だよ」というお話をされていらっしゃいます。
自分の中にいる神さま、また他人・相手の中にいる神さまの存在に気づくには、どうしたらよいのでしょうか?
また、その自分の中に存在する「神さま」「神的なもの」に気づいたとしたら、それを日常生活に活かすには、どのようにすればよいのでしょうか?(読者)
【回答⑦】生きてること自体が神さまの分け御霊なんです
私ができるだけの説明なんですけれど。これでわかってもらえるかどうかはわかりませんけれど、私なりに一生懸命お話しさせてもらいますね。
〝命〟というものは、世界じゅうの学者が集まってもたんぽぽの葉っぱ1枚できないんですよね。じゃあ、この〝命〟というものをくれたのは誰なんだろうって考えたとき、私の場合、神さまなんだと思っているんです。
そうすると、神さまが〝命〟をくれたとすると、「私たちが神さまの分け御霊だよ」というのは「私たちが生きてる」ということなんです。自分が生きてる、ということ自体が、神さまの分け御霊なんだと、私は思ってるんですね。
すると、周りの人を見ても、「皆、神さまの分け御霊なんだ」と思うことができるようになるんです。自分の中にいる神に気づくんです。
そうすると、命ある生き物をむやみやたらと殺めない、とか考えるようになる。
もちろん、私たちが生きていくために魚をとって食べることはあるんです。そういう最低限のことはしかたがないんですよ。
だけど、楽しみでとか、いじめるために、とか、そういう身勝手な理由で殺生するとか、そういうことはできないものなんです。
やっぱりね、人間だけじゃなくて動物も魚も木も花も「みんな、同じ分け御霊なんだ」と思うと、自分もたいせつだし相手もたいせつだ、って思うようになるんです。
自然と、そういう気持ちになってくるんだと思うんですね。
私は、そういうことを言っているんです。はい、以上です。