斎藤一人さんは、全国累積納税額日本一の大実業家であり、幸せになるための人生哲学をわかりやすく説く大ベストセラー作家でもあります。
今回は、そんな一人さんの一番弟子である実業家の柴村恵美子さんのお話です。
自分に優しく、豊かな思いを持って、ワクワク楽しく生きていれば誰でも成功できるという、「昇り龍に乗る」生き方について、自らの体験を交えて語ってくださいました。
どうぞお楽しみください。
●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.42(2019年刊)の記事を再構成したものです。
①「昇り龍」に乗って天を舞うがごとく成功し続ける
②「豊かな思い」が奇跡を呼んだ。これぞジャパニーズアメリカンドリーム!
③自分の中に神さまがいるから人生には成功か大成功しかない
④ダメ出しするよりも「あの人は伸びしろが大きい」
⑤心のモヤモヤは「頭の切り替え」サイン
⑥一番たいせつなことは「自分を愛する」ということ
⑦自分の未熟さをほめる材料にする
番外編:インタビュー「すべては〝昇り龍〞に乗ったことから始まった」
年商35億円の大セレブ・柴村恵美子さんインタビュー「すべては〝昇り龍〞に乗ったことから始まった」
―― 2019年の3月に柴村恵美子さんのご著書『斎藤一人昇り龍に乗る!』が刊行されたのですが、それに先立って、恵美子さんのプロモーション動画(以下、PV)が世界配信されましたね。
柴村恵美子(以下、恵美子) 本当に驚いています。
昔から「心を豊かにしていると、恵美子さんにあった奇跡が起きるよ」って、一人さんに教わっていたんですけれど、まさかハリウッドでPV撮影して、世界配信されるなんて、想像だにしていませんでした。
――どういういきさつでそうなったんですか?
恵美子 2018年の夏のことです。講演会の最中に、私の中で白い大きな龍のイメージが浮かんできました。
あまりにも大きくて顔までは見えなかったんですが、なぜか私の中には「龍に違いない」という確信がありました。
それ以来、講演会のときには必ず、私に白い龍のイメージが出てくるようになって、そして、確か神戸で講演会をしているときだったと思います。
いつもは横っ腹しか見えなかった白い龍が、その日は頭から、真正面から私のほうへ向かってきたのです。
それまで私は、その白い龍の顔を見たことがなかったんです。だから私は「白い龍のお顔を見てみたいな」って思っていました。
そしたら引き寄せで、白い龍の顔を初めて見たんです。ものすごいイケメンでしたよ(笑)。
そして、白い龍のお顔を真正面から見たと同時に、「挑戦」というインスピレーションがきたんです。
そんな龍についてのエピソードを、私の家に遊びにきたアメリカの友人たちに話したんです。
「私は白い龍に乗って、一人さんが教えてくれた『愛と自由』を語るの。みんなのもとへ『豊かな波動』を届けに行くの」。
そんな私の夢を、アメリカ人の友人に話していました。彼らはアーティストやタレントを売り出す仕掛人〝プロモーター〞だったのですが、私はまったく何も知らないで話していたんです。
本当にやりたいことが「神さまの指令」
―― でも、その頃から恵美子さんはご自分のことを「EMIKO SHIBAMURA」と呼び始めますよね。何か理由があったんですか?
恵美子 人間の中には神さまがいて、その神さまが「指令」を出しています。「自分が本当にやりたいこと」が、実は「神の指令」なんです。
「本当にやりたいこと」とは、「これこれこういうわけで、これをやりたい」などと頭で考えたことではないんです。理由もなくやりたいことなんです。
この「神の指令」のことを、一人さんは「神の指導原理」と言います。ちなみに、私のそれは「有名になりたい」なんですって。一人さんが教えてくれました。
「それから外れることなく、その時その時、自分に出てきたことを淡々とやっていればいいんだよ。そしたら、仕事もうまくいくし、すべてがうまくいくんだよ」
一人さんにそう教わってから、私はずっと考えていました。
「私の指導原理は、〝有名になりたい〞なんだ。それに基づいて指導されるんだ。ということは、私はどうせ有名になれるんだ。
だとしたら、私はどんな有名人になりたいんだろう」って。
その答えがポンと出たのは、おふろに入っているときでした。「どうせ有名になるなら、世界的に有名なEMIKO SHIBAMURAになろう」と、ふとひらめいたのです。
それから私は自分の「思い」を変えたんです。「世界的に有名なEMIKO SHIBAMURA」になったつもりで生きることを始めたんです。
そしたら奇跡が起きたんです!
世界的な有名人になってやろうと決意
――それはスゴいですね。どんな奇跡が起きたんですか?
恵美子 忘れもしません。2018年の私の誕生日のことでした。
アメリカの友人たちがバースデーケーキや花束を持って、私の家に遊びに来てくれました。
それまでは、誕生日に贈られるケーキや花束には「柴村恵美子さん」とか、「恵美子さん」「恵美子社長」と書いてあったんですね。
でも、その日、贈られたケーキや花束に書いてあった文字は、「EMIKO SHIBAMURA」。
そして、アメリカの友人の1人のダニエルに言われたんです。
「エミが教えてくれた魂的な話で私は救われた。だから、エミに恩返しがしたいんだ。エミの願いを叶えてあげる。ねぇエミ、きみは何になりたいんだい?」
「私は何になりたい、というのは別にないんだけど。ただね、私の中にいる神さまは、私に有名になってもらいたいんですって。どうせ有名になるんなら、世界的に有名になろうと思ったの」
すると、ダニエルが笑って言ったんです。「なれるよ」って。
そのとき、私は初めてダニエルがプロモーターだということを知ったんです。
実は私、十数年前にCDデビューをしているんです。一人さん作詞のラップ『恋のLOVEドカン』という曲で。
――一人さん作詞のラップですか⁉
恵美子 音楽が好きだけど一人さんの教えを知らない人たちと、心の底から楽しめない人たちにも楽しく知ってもらいたいという一人さんの思いから、ラップになったんですね。
ダニエルはこの曲を聞いて、「これをプロモーションするだけでエミは有名になる」と。そこからはものすごいスピードで(笑)。
ハリウッドでPVの撮影をして、「AKINDO FIGHTER」としてアメリカから世界配信されたんです。
――想像だにしなかったチャンスが海の向こうから舞い込んできたんですね。
恵美子 そうなんです。私は決して、大変な思いをして成功したのではありません。私は昇り龍に乗っただけなんです。
「昇り龍」とは、私にとって「豊かな思い」です。豊かな気持ちで過ごすために、私は自分がワクワクすることをやってきました。
なぜなら、一人さんに「ワクワクは、神さまの指令なんだよ」って教わったからです。だから「やりたいこと」はすべてやりました。
何かを我慢したり、あきらめたりしたことはないんです。本当に、自由にのびのびと、楽しく生きて、社会的にも成功したんです。
アメリカの友人たちが一人さんや私の成功を「ジャパニーズ・アメリカンドリーム」と呼び、一人さんの豊かな教えを「世界じゅうに広めたい。エミのプロモーションを通じて、それができるはずだ」と言ってくれました。
――それで、恵美子さんのPVが世界配信された、と。
恵美子 そう。ただ、これからどうするかは、私は考えていないんです。今後の展開は神さまにお任せして、今までどおり、一人さんの豊かな教えを必要としている人たちのもとへ届けに行こうと思っています。
(番外編おわり)