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【本田健】女性の運命を開く7つの扉~ ⑦「病気と老い」

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確実に「その日」はやってくる

 自分や家族の病気は、女性の人生を大きく変える要素のひとつです。

 それを20代、30代で体験するかたもいます。40代になれば、親の病気や介護、死の場面に、直面することも多くなります。また、自分自身も更年期を迎え、体調の変化に見舞われます。

 日頃から、自分や家族が病気になったときに、どう対処するか想像し、家族と話し合っておくことです。

 日常的に健康管理をすることはもちろん重要ですし、病気になったときには、誰もが最善を尽くすはずです。

 しかしそれでも、完治しにくい病気にかかる可能性はあります。万が一、自分や家族がそんな病気にかかった場合は、「宿命」と受け止めて、上手につき合っていくしかありません。

 寿命は誰にも決めることはできません。けれども、確実に「その日」はいつか来ます。

 親との別れを迎えた人は、自分自身の人生にも限りがあることを、実感するきっかけとなるでしょう。もしあなたの親がご存命なら、ぜひ今のうちに、感謝の気持ちを伝えてください。

 別れは突然やってきます。親の最期に立ち会える人は、実はそう多くありません。普段から、愛と感謝を伝えておけば、いざと言うときに悔やまずに済みます。

心からわかりあえる友人を作る

 あなた自身が旅立つときに、愛と感謝を伝えたい人は誰でしょうか。「言わなくてもわかってくれる」と思わず、今のうちにしっかり伝えておきましょう。すると、きっとこれまで以上に、親密な関係を作れるはずです。

 20代、30代のうちは、一晩寝たら回復していた体力も、40代、50代になると、無理が効かなくなります。体型や肌にも変化が現れます。そんな小さな出来事は、残りの人生について考え始めるきっかけになります。

 老後のことが頭の片隅にチラつき始めたかたに、ぜひ今すぐ始めて欲しいのは、心からわかり合える友人を作るということです。

 年を重ねると、言いしれぬ孤独感や無力感に襲われることも多くなるといいます。これは、結婚している女性も、シングルの女性も同じです。そんなとき、頼りになるのは、気軽に連絡できて、気ままにおしゃべりできる友人の存在です。

 また、毎日をワクワクした気持ちで迎えられる楽しみや、ライフワークも今のうちに見つけておきましょう。今から準備を始めれば、これから迎える後半の人生はもっと楽しく、もっと充実したものになるでしょう。

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●当記事は『ゆほびかGOLD』vol.27の記事を再編集したものです。