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【斎藤一人】ストレスや不安を解消する瞑想法「炎の浄化」とは?心の汚れを燃やし尽くす奥義

潜在意識の汚れが焼き尽くされ心も体もスカッとクリアになる!

斎藤一人さんは、全国累積納税額日本一の大実業家であると同時に、幸せになるための考え方や生き方を数多くの著書を通じて啓発してきたベストセラー作家でもあります。今回は、お弟子さんの舛岡はなゑさんとの対談をお届けします。

ご紹介する「炎の浄化」は、何十年も前に一人さんが限られた人にだけ伝えた奥義とも呼べる瞑想法です。この瞑想を実践すれば悩みや不安、トラウマが炎の力で燃やし尽くされ、
先行きの見通せない世の中を生き抜くのに必要な灯りをもたらしてくれるでしょう。

「潜在意識のフタが開いて眠っていたアイデアの種がパッと飛び出すんです」

はい、こんにちは。一人さんです。
生きていれば日々いろんな問題が起きます。誰かの言動に傷つき、怒りを覚え、苦しむことがある。絶望のふちに沈むことだってあるでしょう。
もし、今これを読んでいるあなたが、「人生うまくいかないな」と感じているんだとしたら、まずは心を浄化してごらん。

心にこびりついた汚れを、炎で燃やし尽くすんです。これが「炎の浄化」です。私のお弟子さんには昔からお伝えしていた方法なんだけど、皆さんにお伝えするのは初めてです。多くの人が不安を感じている今だからこそ役に立つと思って、はなちゃん(※)といっしょにお伝えしますからね。

※お弟子さんの舛岡はなゑ先生

あと、ご存じのかたもいると思うんですけど、私は自分のことを一人さんと呼んでいます。それだけ自分をたいせつにしているからなんです。それでは、よろしくお願いします。

舛岡はなゑ(以下、はなゑ)
私は今まで、一人さんから心の浄化法をたくさん教えてもらいました。そのなかでも、最近すごく楽しくてハマッているのが「炎の浄化」です。
教えてあげた仲間たちからも好評です。今の世の中の雰囲気を見ていると、みんなにもっとも必要な浄化法だと感じますね。


斎藤一人(以下、一人)
炎の浄化は、ずいぶん前にお弟子さんに教えた瞑想法でね。
簡単に説明すると、ロウソクの炎をイメージして、自分のなかにあるモヤモヤしたものだとか、黒い感情だとかを、その炎で燃やし尽くすっていう瞑想法なんだけど。
この2年余りというもの、コロナウイルスのまん延で行動が制限されたり、思うように仕事ができなくなったりして、多くの人が疲れています。心にいっぱい汚れを溜めちゃってる人がいるんだよね。
そんななか、仲間の間で、「ストレスをスカッと解消したい」「楽しい浄化法があれば教えてください」という声が出てきて。
だったら炎の浄化がいいんじゃないかということで、はなちゃんに「みんなに教えてあげて」とお願いしたの。

はなゑ
それで、私も久しぶりに炎の浄化をしたら、これが最高に気持ちよくて!
私はずっと瞑想を退屈なものだと勘違いしていたのですが、全然そんなことはないですね。よく考えてみたら、私はもともとぼ〜っとしてるのが好きだし(笑)。
静かに瞑想していると、どこまでも自分の世界が広がっていく感覚があるんですけど、それがとにかく楽しいんです。
このところ、お風呂で半身浴をしながら瞑想するのが日課になっていますが、「そろそろ10分くらい経ったかな?」と思って時計を見ると、軽く20〜30分は経っている。瞑想で意識の深いところに入っていくと、こんなにあっという間に時間が過ぎちゃうのかって驚いています。
あと、湯船に浸かることと瞑想の相乗効果があるのか、終わった後はいつも体がすごく軽くなっていてうれしいです。
瞑想をするようになって、お風呂タイムが本当に楽しくなりましたね。

一人
お風呂ってさ、ただでさえリラックスするじゃない。で、リラックスすると、ふわっとアイデアがひらめくことなんかがある。
それはなぜかというと、リラックスすると潜在意識にアクセスしやすくなるからっていう話があるの。
潜在意識のフタが開いて、奥深いところに眠っていたアイデアの種や、天からの答えなんかがパッと飛び出す。
それが、「アイデアが降りてきた」ってことになるんだよね。
瞑想もリラックス効果が高いから、お風呂に瞑想が加わると、そういう効果もさらに高まるだろうね。
特に炎の浄化は、潜在意識のなかにずっと隠されていた汚れが出てきて、それを炎で焼き払うことができる。だからスカッと心が軽くなるんです。心と体はつながってるから、体だって軽くなるよね。
ただし、瞑想は半分眠っているような感覚になるから、お風呂でやる場合は、湯船のなかで眠らないように気をつけてくださいね。

「道具も修行もいらないしお金もかからないから誰でも今すぐに実践できるよ」

はなゑ
一人さんがいつも言っていることですけど、私たち1人ひとりが少しでも心を軽くし、明るい光で地球を明るく照らすことで、もっと軽やかな、生きやすい未来を作っていきたい。すごく大事なことですよね。私は、それを強力にサポートしてくれるのが炎の浄化だと思うんです。
心の汚れを落とすのって、やり方によっては過去の嫌な記憶と向き合わなければならず、それってすごく苦しいこともあるんです。
その点、炎の浄化は嫌な記憶に向き合ったり、難しいことを考えたりしなくても汚れを落とせます。どんなにつらい過去を持っている人でも、汚れがいっぱい溜まっている人でも、ちゃんと心のお掃除ができるんですよね。
こんなにラクな方法はありませんから、自分にとってもメリットが大きいし、地球にとっても、そして未来にとっても最高の浄化法でしょう。

一人
そうだね。炎の浄化は簡単だから誰でもできるし、お金もかかりません。特に時間をかけなきゃいけないものでもない。
勉強が必要だとか、修行が必要だとか、理解しなきゃいけないとか、そんなめんどくさいことも一切ないからね。
道具もいらないから、誰だってこの場ですぐにできるよ。

はなゑ
ロウソクの炎で汚れを燃やす様子をイメージすると、それだけで心が軽くなったり、気分がよくなったり、物事を俯瞰できるようになったり。炎の浄化には、数えきれないほどのメリットがありますね。
総じていえるのは、リラックスしながら瞑想で意識のより深いところに入っていくと、現実の人生に大きな変化が出てくるということ。現実がすごくよくなる。

一人
得られる効果は人それぞれだけど、これは間違いなく、人生を変える力がある瞑想法だと一人さんは思っているよ。

はなゑ
ちなみに私はお風呂での瞑想がお気に入りですが、一人さんはどうですか?

一人
私は、いつでもどこでもするね(笑)。自分の気が向いたときが最高のタイミングだし、そのときの気分で瞑想する時間の長さも変わる。
というか一人さんの場合、ちょっと暇があるとすぐ自分の世界に深く入っちゃうから、それがすでに瞑想になっているんだと思います。別に、「よし、今から瞑想をしよう」と思って瞑想をするわけじゃないんだ(笑)。

はなゑ
型が決まっていないのは、一人さんの瞑想の最大の特徴ですよね。私が炎の浄化にハマッているのも、やっぱり形が決められていないからでしょう。
初めての人のために、一応、基本のスタイルは設けていますが、実際のところ、その通りに行わなくても効果はあります(笑)。
私も、いつも自由にぼ〜っと瞑想しますしね。
呼吸がこうじゃなきゃいけないとか、型がこうだからとか、いちいち決めごとを守らなきゃいけないのって堅苦しいし、やっぱり心理的な我慢が伴うっていうか。

一人
本来、瞑想って我慢じゃなくて、リラックスすることだからね。それなのに、この瞑想はなんか違和感があるとか、やり方が難しくて楽しくないとかって、もはやそれは瞑想じゃないよね(笑)。
もちろん、修行みたいな瞑想が好きだとか、難しい瞑想のほうが集中できていいとか、人には好みがある。それはそれでいいんです。
ただ、一人さんの瞑想は子どもでもできるくらいシンプルだから、簡単なのが好きな人だけに選んでもらえたらいいの。
私はね、別に「無」の境地に至る必要もないと思っているんです。
瞑想といえば「無」みたく思ってる人も多いだろうけど、「無」になろうがなるまいが、心のモヤが晴れるんだったらなんでもいいんだ。もっと言っちゃえば、ワクワクしたり、ふわふわしたり、楽しいのが最高の境地だよ。

「あなたに何が起きるかは、自分でやってみなきゃわからないことなんだ。」

はなゑ
炎の浄化は、イメージのなかで天の光が自分に差し込み、それが心の汚れと置き換わっていきます。そして最後に、宇宙や地球ともエネルギーでつながる感覚を味わえるのですが、これが本当に温かく感動的で。つながった感覚になるというか、「私は宇宙や地球とずっとつながっていたんだ」ということに気づけるという言い方が正しいですね。

一人
はなちゃんの言うように、本当はもうすでに、みんな宇宙や地球とつながっているよ。つながっていない人は、この世界に1人もいません。
ただ、自分が宇宙や地球とつながっていることを忘れちゃっているだけ。
心の汚れを落として愛と光を思い出せば、そういうことも自然とわかるはずだよ。

はなゑ
人間社会はどうしても慌ただしいですから、日常生活のなかでは、自分が宇宙や地球とつながっていることを実感するのはなかなか難しい。
それが瞑想を通じて思い出せるというか、イメージできる。宇宙や地球とつながっていることがわかると、本当に心強いものですよ。

一人
だけど、無理につながっていると思い込まなきゃいけないわけじゃないからね。実感できない人はそれでいいし、それが正解なの。
まずはリラックスすることを大事にしていれば、必要に応じて、しだいにいろんなことを感じるようになってくると思います。

はなゑ
おっしゃる通りですね。自分で「私は宇宙や地球とつながっているんだ」と想像するのはアリですが、想像したくもないのに、無理にイメージしようとする必要はありません。
あと、瞑想中に自然とさまざまなイメージが浮かんでくることがあります。そのとき、何が見えてもぜんぶマルだってことを覚えておいて欲しいです。
瞑想って、意外と「自分が想像したいものとは違うものが見えた」という人も多いのですが、浮かんできたイメージに対して「こんなことを考えちゃいけない」「これじゃダメだ」みたいに否定しなくていいんです。
もちろん、なんのイメージも浮かんでこないのだってマルですし。

一人
もし燃やしてしまいたい嫌な過去が出てきたら、そのままロウソクの炎でひとつ残らず焼き払えばいい。その反対に、あったかくて素敵なイメージが浮かんだのなら、じっくりその感覚を味わえばいいよね。
亡くなった親のことを思い出す人もいれば、ただ真っ暗で何も出てこない人もいる。どんなイメージであろうと、ダメなものはありません。こういうのは数学と違って、「1+1=2」みたいな答えはないんです。
人それぞれ自由にイメージしていいし、同じ人でも瞑想するたびに違うイメージが湧いてくることがある。それでいいんです。
どんなイメージが湧こうが、自分が愛と光の存在であることに気づけたら、間違いなくその後の人生は変わるから。
で、自分がどう変わるか知りたい人は、実際にやってみたらいい。あなたに何が起きるかは、自分でやってみなきゃわからないことなんだ。

はなゑ 
瞑想では、自分のハート、魂に触れることができます。
それによって心地よさを感じたり、うれしくなったり、感動したり、スッキリしたり、癒やされて涙が出たり……。さまざまな感情があふれます。そのすべてが瞑想のおもしろさですから、ぜひご自身で体験して、楽しんでいただきたいと思います。

次回の記事では「炎の浄化」の詳しいやり方をご紹介します。

この記事は『ゆほびか』2022年8月号に掲載されています。