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【とだともこ】【仙龍の絵】自動筆記現象によって描かれた不思議なアート(その①)

皆様、とだともこと申します。私は広島を拠点に、パラダイムシフターとして活動しています。パラダイムシフターとは、新しい世界の扉を開いていく存在のことです。

私が今の活動をするきっかけとなったのは、ある日突然訪れた強烈な覚醒体験でした。見えない存在の大きな声が部屋中に響いてから、スピリチュアルにまったく興味のなかった私に、不思議な体験が続々と訪れ始めたのです。

それを経たある日「自動筆記」によって描き上げたのが「仙龍の絵」です。

これは私が、体内のエネルギーを放出するかのように、何かに突き動かされて描き上げたものです。

以降では、私に突如として訪れた「覚醒体験」についてお話しします。


芸術を学んだあと看護師の道を選んだ

 私は京都出身です。京都の芸術大学に進学し、「テンペラ画」という、古代の絵画技法を学びました。卒業後、老舗の画材店に勤めたのですが、職場環境の厳しさにより、1年も経たずに辞めることにしました。その後「人と関われる仕事ってなんだろう?」と考え、看護師の道を選びました。

「芸術畑を歩んできた私が、医療に関わるのは、逆におもしろいのではないか?」という思いもありました。その後、個人的に、医療とアートをつなぐような活動もしました。

 ただ、当時はスピリチュアルなことにまったく知識も興味もありませんでした。むしろ、母親の影響もあり「スピリチュアル? それ宗教でしょ?」と思っていたくらいです。

 一方で幼少の頃には、ハンカチ落としのような遊びをすると、人よりもカンがよかったとか、阪神淡路大震災が来るのがわかったというような、不思議な経験もありました。でも、「あんなの全部偶然だよ」と自分自身に言い聞かせてきました。

 もし、何らかの能力があったのだとしても、それに気づく環境ではなかったし、自分でもまったくそんな風には思っていなかったのです。

 看護師をしていたある日、当時付き合っていた男性と暮らすため、広島の尾道に移り住みました。そこで、とても純粋で特殊な能力を持ったレインボーチルドレン(※)ともいうべき男の子と出会います。今にして思うと、それが覚醒体験の前兆だったのかもしれません。

●レインボーチルドレンとは 霊的に覚醒し、愛の魂を携えて転生してきた、次世代の先導者となりうる子供たちのこと。独特の言動からADHDや発達障害と診断されることもあるといわれる。

見えない存在の大きな声が聞こえた

 初の覚醒の日は、突然訪れました。私はとある理由で、彼と初めて大げんかをしました。それが出先だったので、彼が先に同棲していた部屋へ帰り、私はその後、明け方になって部屋に戻りました。

 私は、彼にこう切り出しました。「あのー、ちょっと別れたほうがいいんじゃないかな?」。彼はショックを受けた様子で「そこまでの話になるとは思ってなかった!」と、部屋を飛び出してしまいました。

 部屋にぽつんと残された私は、窓からぼーっと尾道の風景を見ながら「彼と別れて死のうかな……」と思いました。その瞬間、部屋に大きな声が響き渡ったのです。

「違う!」

 ほんとうは死にたくない……という、自分の潜在意識から発せられた声? いえ、それも含まれていたのかもしれませんが、それだけではないのがはっきりとわかりました。男性とも女性ともつかない、力強くインパクトのある声でした。

「今の声、何?」と思った瞬間に、自然界の魂とかエネルギーのようなものが、ぶわぁーっと、体が浮き上がるぐらいの勢いで私の中に入ってきたのです。それは、人間の魂というよりは、人間によって滅ぼされてしまった動植物や空気の汚れ、海の淀み……。まるで「目覚めてくれ!」という地球の叫びのようでした。

 すると、次の瞬間にお腹がグルグル……と鳴り出したのです。尾籠な話で恐縮ですが、私はトイレに駆け込みました。当時は知識がなかったので「いつもと違う」と思っただけでしたが、今思うと、明らかに宿便が排出されたのだと思います。

 その後一瞬にして、ずっと悩んでいた湿疹が治ったのをはじめ、体のあらゆる場所が生まれ変わったかのようになりました。私のすべての細胞が、元々の位置にカチカチカチッ! と戻っていくような感覚でした。

 猫背だった姿勢もピシッとよくなり、上半身と下半身がパイプのように完全につながった感覚が得られ、自分の周囲360度を完全に把握できるような、超能力的な感覚も得られるようになりました。

 さらには、服の素材などには無頓着だったのに、突然、着ていたナイロンの服に「電気的なものが体にたまる!」と感じ出し、頭痛まで催してきたので、「こんなの、よく身に着けていたな!」とバーッと服を脱ぎ、裸の状態で頭を抱えました。そこに、さっき出て行った彼が戻ってきて、唖然としていました(笑)。

 私は、クローゼットを開けて、今の自分が着られるオーガニック素材の服を探し出しました。それをバサッと身に着けるや、私は彼の前にゆらりと立ち「今からちょっとおかしなことを言うかもしれないけど、見守って聞いてほしい」と言い、超高速スピードで、彼を諭すかのようにしゃべりまくったのでした。

 その内容は、宇宙とか魂とかに関することで、当時の私はふだん、まったく考えていないことでした。意識して話したのでもなければ、不思議な声が聞こえたわけでもなく、気づけば話し続けていました。

 とはいえ、本来の私の意識も少しは残っていて、「もうやめてよ〜」という気持ちもあったのですが……。結局、このしゃべりまくりの状態が3日ほど続くことになったのです。

次回その②に続きます


 本記事は『ゆほびかGOLD』2021年2月号の掲載記事を再編集したものです。