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日本経済の龍脈を作っている金龍
一昨年、私は友人と二人で、「神様とつながるビジネスセミナー」を主催しました。その最後のプログラムとして、埼玉県・秩父にある三峯神社に参加者全員で参拝したのです。
三峯神社への参拝は、友人の提案だったので、私は予備知識もないまま、「それなら行きましょう」という感じでした。
御祈祷を受けているとき、御眷属(※)の狼がずらーっと整列している姿が見えました。
※御眷属とは、神様の従者であり守護神。三峯神社でお祀りしているのは、伊邪那岐尊と伊邪那美尊の夫婦神。そして御眷属であるオオカミは、「お犬様」と親しみを持って呼ばれています。
御祈祷後、見晴らしのよい場所に移動したそのとき、私は、みごとな眺望の中に、大きく空を旋回する「金龍」の姿をとらえたのです。
そのあまりの迫力に、畏怖の念がわき起こりました。高い山の上にある三峯神社は、天の氣が強く、龍が天界から入ってくる場所なのだと感じました。
その龍は「私はお金の流れを司る金龍。この高い峰から日本経済の龍脈を作っているのだ」と言います。
三峯神社に足を踏み入れた瞬間から、お金のエネルギーを強く感じていた理由がわかりました。
そして金龍は、私たち人間がお金を愛し、喜んで循環できるようになるための方法を語り始めたのです。
お金のとらえ方を変えることが重要
龍というのは目に見える世界にはいませんが、古代より人間との結びつきがたいへん深い存在です。そして、神様と同様、私たちの成長を後押しする強力なサポーターであり、双方向のコミュニケーションを取ることが可能です。
龍は「氣」の流れに深く関わっています。氣とはエネルギーであり、想念でもあります。そして、「お金」もエネルギーです。
龍は、氣やエネルギーやお金が、「循環」するところに宿ります。そして必要なところに、それらを回してくれるのです。
龍はあらゆる運気を呼び込みますが、とりわけ強いパワーを発揮するのが、お金や豊かさといった金運に関する私たちの願望です。
三峯神社の金龍が、まず教えてくれたことは、「お金は自分らしく生きるための必要経費」だということでした。
必要経費という考え方については次回で詳しく解説しますが、要するに、お金は「私たちを幸せにしてくれる道具」だということです。
これからの時代は、このように「お金のとらえ方」がとても重要になります。単に貯めこんだり、なんでもかんでも買ったり、とにかく節制したりすればよいわけではありません。お金を使って自分がどうなっていきたいかを、じっくりと照らし合わせていく必要があるのです。
そのために最も排除するべきなのは、「お金は汚い」「お金は人をダメにする」というネガティブなイメージです。
この世の中には明らかに、お金をサクサク手にしてしまう人、絶対にお金に困らない人というのが存在します。それは、「その人の思い(想念)」がそうさせているのです。お金は想念が目に見える形となって現実化したものだからです。
幼いころ、親から「お金がないから我慢して」と言われていたり、親がお金で苦労しているのを見ていたりすると、お金に対するイメージが悪いまま成長している可能性が高いといえます。
でも、だいじょうぶ。イメージはどんどん上書きしていくことができます。そうやってお金を大好きになれれば、声を大にして「お金がほしいです!」と堂々と神様にお願いしてよいのです。
御眷属のパワーを目の当たりにした
三峯神社では、御眷属拝借といって、守護神である狼を1年間家に連れて帰ることができます。
しかし私は、1年以内に御眷属のお札をお返しすることができずに、約1週間“延滞”していました。
実は、御眷属をお返しにいく1カ月ほど前、関東に甚大な被害をもたらした台風15号の影響で、ご近所の屋根瓦が我が家の車を直撃し、大破してしまいました。車が家を守ってくれた形でしたが、買ったばかりだった新車の修理代の見積もりは、なんと300万円!
どうしたものかと悩んでいましたが、まずは狼をお戻ししなくてはと、三峯神社に向かいました。
そして、また新しい御眷属を連れて帰ってきてすぐ、なんと、車の修理代金が全額補償されることになったのです。
金龍と狼。三峯神社の御眷属は守りのパワーがかなり強いということを感じています。
ちなみに、三峯神社の金龍は主に日本の東側を守っており、西側は愛知県岡崎市にある「龍城神社」だということです。
この二つの神社は、龍の後押しをいただくためのお勧めではありますが、行けない場合は、近くの稲荷神社に参拝してください。地元の人に愛されている小奇麗なお稲荷さんは、お金を回す豊かなエネルギーであふれています。
次回からはいよいよ、金龍が教えてくれた「龍脈」を自分で作る方法をお話しして参ります。
この記事は『ゆほびかGOLD』2020年4月号に載っています。