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【幸せを招く神様のおつかい】巫女セラピストが教える「神様とのつながり方」

神様に呼ばれて全国津々浦々!ご神事によって紡がれた大きな物語

 私は、13年間にわたって「ご神事」を行ってきました。ここで言うご神事とは、神様から「ちょっと来て」「これを持って行って」「この扉を開けて」……そんなたのまれごとをされては、一つひとつクリアしていくこと。

 目的も何もわかりません。ただ、神様に呼ばれては、日本全国を飛び回っています。「なんだか、ご神事というよりおつかいみたいですね」。私の不思議な体験を取材にきた編集者のかたにそう言われて、納得がいきました。

 私は神様とつながることができるので、神様も用事をたのみやすいのかな? きっと神様にも、助けてほしいことや、やりたいことがあるんじゃないのかな? その手助けが、ご神事なのかも……。

 今回、私のご神事体験をシェアすることで、あなたと神様をおつなぎして、幸せになっていただく手助けができたらと思っています。

見えないエネルギーに敏感な巫女体質の私

 私の仕事はセラピストです。ふだんは横浜のサロンで、ヒプノセラピー(催眠療法)やヒーリングなど、さまざまなセッションを行っています。主な相談内容は、恋愛、婚活、妊活、お金、人間関係などなど。

 セッションでは神様や天使からのメッセージをお伝えするのですが、一度のセッションで人間関係、恋愛、健康、お金、運気などがぐんと改善したという声をたくさん頂戴しています。

 ここまで喜んでいただける理由は、私が神様とつながって、相談者のかたに本当に必要な言葉やエネルギーを降ろしているからです。

 神様とつながれると聞くと、「うらやましい!」と思われるかもしれません。でも、見えないエネルギーに敏感なこの体質は、実はよいことばかりではありませんでした。むしろ病気ばかり引き寄せてしまって、人生の前半はつらいことが多かったのです。

 いわば巫女体質で、プラスのエネルギーも、マイナスのエネルギーも丸ごと引き寄せていたのです。この体質を変えないと生きていけない。自分を守るすべはないだろうか?

 いろんな方法を模索していて出会ったのが、スピリチュアルの世界でした。天使の存在を感じるようになると、体調は劇的に改善。天界のエネルギーとつながることで、マイナスのエネルギーを寄せつけなくなったのです。

 その後、ヒプノセラピーやカードリーディングを学ぶ過程で、人生を変えるできごとが起こりました。イエス様に仕事の悩みに関して質問したときのこと。「ミシェル、君がセラピストになればいい」という答えをいただいたのです。

 私はセラピストになることを決意し、さらに勉強を重ねました。そして、仕事を始めたのが13年前のこと。いざ始めてみると、驚くほど順調でした。流れるように仕事が入り、全国のイベントや講習会にも、呼んでいただけるようになりました。

 同時に、全国各地の神様にも呼ばれるようになったのです。これが、ご神事の始まりです。

謎解きのように進むご神事

 日本には約8万社以上の神社があるといわれており、それぞれにご祭神がいます。例えば、伊勢神宮のご祭神は天照大神様(内宮)、出雲大社は大国主命様。

 神社には、日本の神話に出てくる神様がたくさん祀られています。その神様に呼ばれて、不思議な体験をするようになったのです。

 龍神様の封印を解いてあげたり、隠されていた瀬織津姫を解放してあげたり、神様の赤ちゃんを授かったり。私自身が考えて行動するわけではありません。神様に呼ばれて行った場所で、ただ自動操縦のように体が勝手に動くのです。

 最初は一人で、わけもわからず行っていました。それが次第に、一人、また一人と仲間ができて、いつしか神様からのミッションを「ご神事」と呼ぶようになりました。ご神事は、さまざまなヒントを与えられながら、まるで謎解きのように進みます。

 神様は必要なすべてを整えてくれますが、その意味を教えてくれることはありません。その場、そのときではわからないけれど、振り返ると実はすべてのことがつながっている。まるで大きな物語の中にいるようでした。

 今、この物語が一つの結末を迎え、自分のやってきたことが三次元のこの世界にも大きくかかわっていることを、肌で感じています。

 神様の物語は別次元のことですから、知らなくても生きていけます。でも、知っていたら、もっとあなたらしい、楽しい、幸せな人生を選択できるようになると思うのです。

ミシェルさんが13年間にわたり行ってきた主なご神事

ご神事が持っている三つの意味とは?

 ご神事は理屈で説明できるものではないのですが、いくつか見えてきたことがあります。大きな意味は三つあると思います。まず、その土地のエネルギーを整えるという意味。

 これは最初からなんとなく感じていました。東日本大震災、熊本地震、度重なる水害……弱ってしまった土地にエネルギーを復活させなければならない。鹿島神宮と香取神宮でのご神事などは、まさにそれが目的でした。

 これだけの災害が続くと、神様もたいへんです。熊本で出会った龍神様が、宮城県で厄災を祓っているのを見たこともあるほど、飛び回って働いているのです。数々のおつかいをこなしながら感じたのは、今、神様にはたくさんの人の助けが必要だということ。

 もしよかったら、神社巡りをするときは、ただお願いをするだけでなく、「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えてください。祈りを捧げ、イメージの中で光を降ろしましょう。特別なご神事を行わなくても、それだけでじゅうぶん神様の手助けになります。

「神様の時代」にふさわしい生き方

 二つめは、神様の時代に入ったということ。西洋占星術では、2020年末から200年に一度の時代の変わり目を迎え、風の時代に入ったと言われています。二極化という言葉も聞かれましたが、その流れはから起こっています。

 ご神事では弁天様、瀬織津姫様、龍神様など、少なくない数の神様を解放してきました。長い間、隠されていた神様が動き始めるタイミング、いわば神様の時代がきているのです。神様の時代には、それにふさわしい生き方があります。

 今まではお金、外見、学歴などに価値が置かれていました。また、自分さえよければいいという不誠実な人が出世する世界でもありました。これからは違います。神様が選ぶのは、ほんとうに心根のよい人です。

 よい行いをする人にはよいことが、悪い行いをする人には悪いことが起こるという因果応報が強くなっていくでしょう。これはとても怖いことだと思います。よい流れに乗れないと、ずっと悪いままで上に上がれなくなりますから。神様の大きなエネルギーによって、どんどん整理されていくのです。

 特に今は、災害やコロナで大変なとき。大変だからといって自分の利益だけに一生懸命になるのではなく、大変だからこそ助け合い、お互いを思いやるべき。それが救いになっていくのだと思います。

いろいろな神様が一つに戻っていく

 そして三つめ。ご神事のいちばん大きなテーマです。それは「和合」です。和合とは、一つになること。分断と対立ではなく、調和と平和を意味します。

 ご神事を重ねるごとにイエス様やマリア様、モーセ様が深くかかわるようになり、わかってきたことがあります。キリスト教、イスラム教、仏教、日本神道など、世界にはさまざまな宗教があって、たくさんの神様がいます。

 それらはもともと一つのもの。一つのエネルギーから始まっているのです。ご神事を始めたころに、イエス様に言われた言葉があります。「これでようやく一つに戻る」

 そのときはまったく意味がわかりませんでしたが、今ならわかります。いろいろな神様が一つに戻っていく、和合していく。これは私自身が抱いていた疑問の答えにもなっています。

 セラピストとしてふだんはイエス様や天使、西洋の神様とお仕事をしているのに、ご神事では神社めぐりがほとんど。なぜ和の神様に呼ばれているのだろうと、不思議に思っていました。でも、その理由がわかりました。どちらも同じ神様だったからです。

 実際、天照様は女性の神として描かれていますが、私には髪の長い男性のように見えます。そのお姿は、イエス様のよう。突拍子もないことのように思われるかもしれませんが、大きな流れが和合の世へ向かっているのだとしたら、それはとても素敵なことです。

 神様が一つになる、神様と人間がつながる、人類が手をつなぎ合う。和合の先は、地球そのものが一つになる世界平和。そんな時代が、始まるかもしれないと思っています。