容姿に自信がなかった私が48歳でモデルデビュー!
【顔筋ワークその1】顔の若返りにはまず全身を整える!「たるみ解消ストレッチ」
【顔筋ワークその2】たるみが消えて10年前の顔になる! 「毎日10秒の顔筋体操」
容姿に自信がなかった私が48歳でモデルデビュー!
私は幼い頃から外見にコンプレックスがありました。容姿に自信がないならば手に職をつけて生きるしかないと考え、アクセサリーデザイナーになりました。
ところが33歳のとき、金属アレルギーになってしまったのです。シルバーのアクセサリーを制作するとき、削ったシルバーの細かい粉を吸い込むのが原因だったようです。
これはアクセサリーデザイナーにとっては致命的でした。ひどいときは肌が重症のアトピー性皮膚炎のようになり、毎朝、ベッドのシーツにかきむしった湿疹のかさぶたがたくさん落ちているほどでした。
こうした症状は、病院に行っても治すことができません。私は、東洋医学やマクロビオティックを勉強して、食生活を見直したり、日々の生活にボディワークを取り入れたりしながら、体質を根本から変えることで治癒を目指しました。
アメリカでは、「食」とボディワークの2本立てで体質を変え、西洋医学では手に負えないような病気も治しているそうです。それを知ってから、ヨガやピラティスも学ぶようになりました。
そして、私は学んだことを人に指導するようにしています。私の師匠から「人に教えられるようになってこそ、初めて自分の身に着く」と言われていたからです。ボディワークやヨガ、ピラティスも、人に指導するようになりました。
さらにウオーキングも学びました。その理由は、ヨガやピラティスを指導していると、皆さん、マットの上ではいい感じで体を動かせるのに、日常生活で立ったり歩いたりといった動作になると、どうも動きがぎこちなかったからです。
それを見て、教えた動きを日常生活に生かしてもらうには、歩き方まで指導しないといけないと感じ、まずは私自身、モデルのためのウオーキングスクールに入ったのです。そこで歩き方を学ぶうちに、あろうことか私自身がモデルとしてスカウトされて、モデルデビューすることになりました。
このときの私の年齢は48歳。自分のアレルギーを治すことから始めたいろいろな勉強から、こんな転機を迎えたのです。
電車のガラスに写った自分の姿に愕然
容姿に自信のなかった私ですが、40代からずっと続けていることがあります。それが今回紹介する「顔筋ワーク」です。始めたきっかけは、「顔のたるみをなんとかしたい!」という切実な思いからでした。
40代にさしかかった頃のこと。ある日、電車のガラス窓に映った自分の顔を見て愕然としました。一瞬誰だかわからなかったほど、ひどいたるみようだったのです。
帰宅して、改めて鏡でじっくり自分の顔を見ると、シミが増え、シワも深くなり、表情も若い頃と比べて乏しくなっていました。現実を突きつけられて、心底落ち込んだのを覚えています。
ただ幸いだったのは、「なんとかしたい」という気持ちが残っていたことでした。それですぐに「顔ヨガ」を学び、インストラクターの資格まで取りました。
顔ヨガとは、顔でヨガを行うように表情筋を動かして行うエクササイズのこと。顔ヨガインストラクターとして活動する中で、表情筋を動かすことも重要ですが、顔だけでなく全身からアプローチすることが大事であることに気がつきました。
そこで私は、それまで学んださまざまなことをもとに、姿勢を整えて顔のたるみを矯正する「顔筋ワーク」を考案したのです。
実際に顔ヨガを行う前に全身を動かすワークからスタートしたところ、顔ヨガだけのときよりもリフトアップする生徒さんが続出しました。
私自身、顔筋ワークを実践しているおかげで、以前よりも顔のたるみやシミ、シワが少なくなり、おかげで50代半ばになった今も現役モデルとして活動できています。
80代・90代からでも若返る!
私たちの体は姿勢を整えるだけで、筋肉、関節、内臓も、本来あるべきところに収まります。それによって、血液もリンパも正しく循環するようになります。その結果、健康な細胞組織が作られ、体が整うことで顔も整い、たるみ解消につながるのです。
顔筋ワークは、たった10秒で体をリセットできるボディワークです。この習慣を身につけることで、顔も体も若々しくなります。容姿に自信のなかった私が48歳でモデルデビューできたように、顔のたるみ対策は何歳から始めても遅いということはありません。
実際、私のスクールには、50代、60代、それ以上の年齢の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。皆さん、見違えるほど若々しく、美しくなっています。
中でも特筆すべきは、88歳と91歳の生徒さんです。お二人とも若々しい表情で、ファッションショーにも出場し、颯爽としたウオーキングを披露してくださいました。88歳のかたは、足を骨折してからは家に引きこもりがちだったそうです。最初にいらしたときには前かがみで杖をつき、顔もうつむきがちでした。
ところが、レッスンでだんだんと姿勢がよくなると、顔の表情もいきいきとして、実年齢よりもグッと若々しくなりました。そしてファッションショーの当日、周囲の人から「きれいね」「若返ったね」と褒められているうちに、なんと杖をつかずに自力で歩きだしたのです。
女性にとって、最もパワーになること——それは、きれいになって人に見られることだと私は考えています。気持ちが若返れば、顔も体も若返る。私は、このときの感動を今も忘れられません。
それでは次回から、顔に直接働きかけてたるみを解消する「顔筋ワーク」をご紹介しましょう。
容姿に自信がなかった私が48歳でモデルデビュー!
【顔筋ワークその1】顔の若返りにはまず全身を整える!「たるみ解消ストレッチ」
【顔筋ワークその2】たるみが消えて10年前の顔になる! 「毎日10秒の顔筋体操」