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【顔・髪が若返るワーク③ブルドッグ顔・シミを解消し髪もツヤツヤに!48歳でモデルデビューできた!

松原立恵さん

【顔筋ワークその2】たるみが消えて10年前の顔になる! 「毎日10秒の顔筋体操」

 「顔筋ワーク」を行った後、「顔筋体操」をすることで顔のたるみ解消効果、リフトアップ効果は飛躍的に上がります。顔筋体操は顔ヨガがベースになっていますが、ここでは特に効果の高い体操に絞ってご紹介します。

顔筋体操❶

口角アップレッスン

 顔の筋肉である表情筋の中で、最も大きい筋肉が大頬骨筋です。大頬骨筋が衰えると、顔は全体的にたるみ、とても老けた印象になります。

 「口角アップレッスン」は、大頬骨筋を鍛えられる顔筋体操です。大頬骨筋を鍛えることで、頬のたるみやほうれい線、小ジワなどの解消につながります。

 また、口は消化器系全般の状態を現します。例えば、唇に縦ジワが入るのは内臓が乾いているサイン。頬には、消化器系をケアする経絡が通っています。口角アップレッスンを行うことで、消化器系の機能を高めることにもつながります。

顔筋体操

舌伸ばし

 舌は、顔のたるみに関わる筋肉につながっています。美しいフェイスラインを作るためには、舌を動かすことが必要になってきます。

 そこでお勧めなのが「舌伸ばし」。舌を伸ばしきることで、顔全体の筋肉も動かし、たるみを解消して、フェイスラインを引き締めます。

 また、舌には五臓(肝・心・脾・肺・腎)の反射区があります。舌を動かすことで、五臓の反射区を刺激し、内臓の活性化につながります。

 さらに、舌を動かすことで唾液がたくさん出ます。唾液には若返りのホルモンと言われる「バロチン」がたくさん含まれています。舌伸ばしを行うだけで、若返り効果も期待できるのです。

顔筋体操

耳ひっぱり

 耳には、全身のツボが集結しています。それらのツボの配置は、人を逆さまにした様子と重なり、耳の上部には下半身のツボ、下部には上半身のツボが集まっています。

 耳を上、真ん中、下側と3つのエリアに分けたとき、上は自律神経に作用して心身の健康促進につながり、真ん中は首から肩への血行を促進して、下は脳の血流を促します。「耳ひっぱり」を行うだけで全身のツボを刺激するのと同等の効果が得られるのです。

 さらに、耳はたるみの原因ともいわれるともつながっています。咀嚼筋は、顔の横にある大きな筋肉です。ここが硬くなると、顔の血液循環が悪くなり、栄養がじゅうぶんに肌に供給されなくなるため、肌が劣化してきます。その結果、顔のたるみが生じるのです。

 耳ひっぱりを行うと、咀嚼筋が緩んで柔らかくほぐれるので、顔のたるみ対策になります。

毎日たった10秒で10年後も若くきれいに!

 これらの顔筋体操や顔筋ワークは、すべて行う必要はありません。どれか一つであれば、10秒程度でできるでしょう。どれか一つ、たった10秒行うだけでも効果は確実に現れてきます。ただし、毎日行うこと。1カ月に1回、2時間たっぷり時間を使って行うよりも、10秒でも毎日行うほうが効果は大きいのです。

 顔筋体操は、道具も準備もいらないので、仕事や家事の合間や入浴しながら、テレビを見ながらなど、いつでもどこでも行えます。私は、スクールの生徒さんにこう言います。「手鏡を机の上に置いて、のぞき込んだときに見えるのが、10年後のあなたの顔です」

 すると、皆さん、「えぇーっ!」と驚愕の声を上げます。鏡に写ったブルドッグのように頬がたるんだ顔を見れば、誰だってショックを受けるものです。しかし、こう続けます。

「鏡を上にかざして、上を向いて見てください。それが10年前のあなたの顔です。たるみのない、スッキリしたフェイスラインですよね。このまま何もしなければ10年後の顔になり、小さな努力を続ければ10年前の顔に戻れますよ」

 そう言うと、皆さん、笑顔になります。「顔のたるみは加齢によるものだからしかたない」と諦めるのは間違いです。10年後もきれいでいられるように、今日から毎日たった10秒、顔筋ワークと顔筋体操を続けてください。

顔のたるみを解消しリフトアップする顔筋体操のやり方

①口角アップレッスン

❶頬骨の下に人さし指を当てる

❷指で頬を持ち上げて10秒キープ

※10本以上歯が見えるくらい口角を持ち上げる

舌伸ばし

❶舌を出して、先端を伸ばしきる

❷舌先をとがらせ10秒キープ

※3回繰り返す

③耳ひっぱり

上、横、下に耳を引っ張る

※あごを脱力してゆったりと行う