【秋元隆良】富士山山頂に奇跡的に現れた天馬の写真「夏富士にペガサス」
解説
1961年、愛知県生まれ。中学生から一眼レフカメラで鉄道、風景、ポートレートなどの作品撮影を始める。写真コンクールや作品展で多くの受賞経験を持つ。フォトマスターエキスパート(総合)の資格を持ち、フォトマスターエキスパート検定愛知県主任試験官を12 年間務めた。写真の楽しさを伝える撮影会や写真教室も開催している。各地で開かれる写真展では、「縁起のよい写真展」としてファンが急増しており、新聞やテレビ、雑誌など、多くのメディアで評判となっている。 ゆほびかwebの秋元隆良 記事一覧
夏富士にペガサス
富士山は山頂に雪があるイメージが強いのですが、夏の短い期間には頂上の雪もなくなります。
その夏富士の撮影を考えていましたが、低気圧が居座ることが多く、ある日貴重な晴れの予報を当てにして現地へ向かいました。
深夜の到着時はよい視界でしたが、日の出とともに富士山は雲に覆われていき、数時間待っても雲に包まれ続けました。
諦めて撤収の準備をしていたとき、山頂付近の雲を飛ばすように現れたのが、この写真に写り込んだ天馬=ペガサスのような雲でした。
相手の心を読むという天馬が、私の願いを叶えてくださった瞬間です。この後、また富士山は雲に覆われました。