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【斎藤一人さんへの質問】
「どうやったら言葉を磨けますか?」

【質問】 言葉を磨くことは強運につながると思います。何に気をつけたらよいですか?

一人先生のご著書を読んでいると、「顔晴る」「大笑」「上気元」など、言葉のセンスがすごすぎて感服いたします。
言葉を磨くことは、強運になるための手段だと思いますが、言葉を磨くうえで気をつけるポイントがあればお教えください。

【回答】 言葉を口に出すとき愛を乗せるんです

なにかひねりのあることを言おうとか、人をあっと驚かせる洒落のきいた言葉を作ろうとか、そういうことを考えてもしょうがないんです。
言葉を磨くって、自分が言葉を発するときに「この言葉を聞いている自分も周りも、みんなが気持ちよくなるかな?」って考えることだから。

でね、そんなふうに考えられる人は、どんな言葉を使おうと、相手は楽しくなったり、安心したりするんだよね。
例えば、意地悪な人に「お前バカか?」なんて言われるとすごく傷つくし、腹も立つ。ところが同じ「バカ」でも、一人さんが「お前、バカだなぁ」って言うと、みんな笑顔になっちゃうの。場合によっては、相手が感動して泣いちゃうことだってあるんです。

同じ言葉を使っているのに、受ける印象はこんなに変わる。
その理由は、言葉に込められている思いが違うからです。
意地悪な人の言葉には、相手への侮辱や怒りが込められているから、たった一言でもスゴい痛みを伴うんだよね。
それに対して、一人さんの言葉には、人を思いやる優しさや愛がいっぱい込められている。だから、私の言葉を聞いた人は、嬉しくなったり安心したりするんです。

そもそも、言葉自体にはいいも悪いもないんです。
本来は、どんな言葉も、ただの言葉。それが人の口を介するとき、どんな気持ちが乗せられているかで、「いい言葉」か「悪い言葉」に変わるんです。

言葉に毒を乗せて発する人は、みんなに嫌われます。
だから困ったことが起きても誰も助けてくれないし、いい話があっても絶対に教えてもらえません。そういう人の運はだだ下がりだよね。
でも、言葉に愛を乗せて発する人は、みんなに好かれるから、どこまでも運は強くなるんです。


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