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【目を温めるだけ】で自律神経が整って眼精疲労や不眠も改善!

2020/12/08

目が冷えると全身の自律神経が乱れる

 寒い季節には、厚着をしたり、帽子や手袋や耳あてをしたりと防寒対策をされるでしょう。でも、「目」は、防寒対策のしようがありません。

 寒さだけでなく、パソコンやスマホの長時間使用などで目を酷使することも、冷えを招く一因です。

 目の周囲が冷えると、眼球を動かす筋肉が固くなり、血流が悪くなって、目に必要な酸素や栄養が不足します。筋肉の動きが悪いと当然、目の疲れも起こりやすくなりますし、見え方にも支障が生じます。

 実際、眼球の運動や瞳孔の収縮を見る検査を行うと、それらの動きが悪い人は少なくありません。その主な原因の1つが、目の冷えなのです。

 また、目の周囲の皮膚はとても薄いので、血行が悪くて血液が滞っていると、目の下にクマが現れます。

 さらに、冷えは神経の緊張も招きます。目の動きには、外転神経、滑車神経、動眼神経という3つの神経が関わっています。このうち動眼神経は、私たちの意思が関わって動く「運動神経」と、意思とは無関係に動く「副交感神経」を含んでいます。

例えば、瞳孔(黒目)の収縮は周囲の明るさに反応して自動的に行われますが、これは動眼神経の副交感神経が自動的にコントロールしています。また水晶体は、毛様体筋によって厚みを調整されることで、目のピントを合わせています。この毛様体筋を動かしているのも、同じく副交感神経です。

 副交感神経は体をリラックスした状態に導く働きがありますが、目の周囲が冷えていると、副交感神経が活性化せず、ますます目の疲労を招く可能性があります。

 さらに目の周辺だけでなく、もっと広範の自律神経のバランスが乱れて、不要な筋肉の緊張を招いたり、首や肩のこり頭痛などの体の症状が現れたり、不眠やイライラなど精神的な症状にもつながりかねません。

蒸しタオルの心地よさを感じるのが大事

 目を酷使していたり、冬場の外出が多かったりする人は、意識的に目を温め、冷えを解消しましょう。

 手軽でお勧めの方法は「蒸しタオル」を使うことです。

 蒸しタオルを目に乗せると、血流がよくなり、筋肉がほぐれます。じんわり温かく、心地よく感じるでしょう。この「心地よさ」が重要です。

 小さなことですが、この快感が副交感神経を活性化させ、心身のリラックスや、疲労・痛み・ストレス・不安感の緩和につながるからです。

 目を温めれば、疲れ目やクマへの効果が期待できます。頭痛や肩こりなど、目の疲れからの不快な症状の緩和にも有効でしょう。続ければ、近視や老眼の解消にもつながります

 ただし、目はとてもデリケートな器官ですから、硬い物や温度が熱すぎる物を当てるのは厳禁です。それから、花粉症などアレルギー性疾患の症状や急性結膜炎など、目に炎症が起こっている場合には、絶対に温めてはいけません。目が充血していたり、まぶたが腫れていたりしたら、温めるのは避けてください。 

 目の冷え対策で、目と全身の健康を守りましょう。

蒸しタオルでじんわり目を温める方法

①水分を含ませてからよく絞ったタオルを、40℃程度に温める。家庭用の電子レンジでの加熱なら1分程度。

②目を閉じ、蒸しタオルをまぶたの上からそっと乗せる。5分程度かけて目の周囲を温め、心地よさを感じる