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【最強神社2023】霊峰・富士がキーワード!日本の守護神・大山祇神を祀る神社から力を授かる

2023年は富士山と大山祇神がキーワード!

「富士山の神様」から強い力を授かる

前の記事では、来年の干支=「癸卯」の意味から、参拝するのにお勧めの神社をご紹介しました。

実はもうひとつ、注目しているポイントがあります。それはずばり、「富士山」です。2023年の中にある「2」「2」「3」という正(プラス)の整数をつなげると、「2(ふ)」「2(じ)」「3(さん)」となり、誰もが知る「富士山」の姿が浮かび上がってきます。そのため、「2023年は富士山の年」とも言われています。

語呂合わせの面もありますが、決して軽視できません。「山といえば?」と問われた日本人のほとんどが、その名をおそらく答えるほどの富士山は、日本を象徴する存在です。江戸時代には、霊峰富士を信仰する冨士講が流行したほどでした。

そして、その富士山の力を味方につけるなら、新年の参拝では「富士山の神様」を意識していただきたいのです。

日本全体の守護神「大山祇神」に要注目

富士山の神様としてよく知られているのは、「木花開耶姫」でしょう。ただし、今年注目して欲しいのは、木花開耶姫、そしてその姉神様である「磐長姫」の父神様である「大山祇神」です。

大山祇神は、日本の神様の「総元締め」ともいうべき存在で、日本全体を守ってくださる守護神。扉が開く来年の変化を乗り切るために、特に心強い味方です。

大山祇神とその娘神を祀る代表的神社を挙げました。富士山に縁が深い3柱とつながる参拝をしてみてはいかがでしょうか。

大山祇神社(おおやまづみ)

大山祇神(大山積神)をご祭神とする代表的神社といえば、愛媛県にある大山祇神社。日本全体の守護神が祀られたこの神社は、まさに日本を守る「日本総鎮守」。江戸を守る総鎮守は神田明神、関東を守る総鎮守は箱根神社ですが、大山祇神社は日本の全地域を守護する総鎮守なのです。
それだけに、「真にたいせつなもの」や、運のように「目に見えないほど大きなもの」を守る力は群を抜いています。全国各地の大山祇神社や三嶋神社にも、大山祇神が祀られています。

・愛媛県今治市大三島町宮浦3327

大山阿夫利神社(おおやまあふり)

大山阿夫利神社にも、大山祇神(大山祗大神)が祀られています。今、日本全国に神社があるのは、大山祇神社と大山阿夫利神社のおかげと言っても過言ではありません。
第2次世界大戦後の日本で、GHQ(連合国軍総司令部)からの指令による“神社がつぶされる危機”の中、神道学者の働きかけによってGHQ幹部らが大山阿夫利神社を訪問。それを機に、「神道は戦争の原因ではない」と理解されたのです。大事なものを守るご神徳は、非常に強大です。

・神奈川県伊勢原市大山355

三嶋大社

上記した大山祇神社から勧請されたとする説もありますが、伊豆七島など伊豆諸島の噴火や造島を神格化したと推定されています。社名の「三嶋」は、伊豆大島などからなる伊豆諸島(御島)を指すとも言われています。火山と海の幸を表す神であることから、大山祇神は「山の神」であると同時に「海の神」でもあると考えられます。
そのご神徳のほか、伊豆に流された源頼朝が源氏再興を祈願・成就させたことから、家門繁栄・厄除・勝負運向上のご利益でも有名な神社です。

・静岡県三島市大宮町2-1-5

全国の浅間神社

日本各地の浅間神社には、「富士山の神」「火のエネルギーの神」である木花開耶姫が祀られています。この神様から得られるご利益は、「才能の開花、実力以上の力の発揮」です。今年話題になった北条義時も、浅間神社(富士山本宮浅間大社・北口本宮富士浅間神社)を崇敬していました。
「堅固な豊かさ」のご利益がある磐長姫のみを祀る神社は、実は少なく、大室山浅間神社(静岡県伊東市)や雲見浅間神社(静岡県賀茂郡)などが挙げられます。

この記事は『ゆほびか』2023年2月号に掲載されています
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