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【リュウ博士式・参拝時のお作法】神様とつながり運気を巡らせる!直接訪問と遠隔のそれぞれの参拝方法

通常参拝のお作法

❶鳥居の前でお辞儀をして、拝殿に向かう

神社の入口である鳥居や門は、「神の世界と外界」「あの世とこの世」の境界です。つまり、これから別次元に入るわけですから、心を引き締めて一礼してからくぐり、外の世界と異なる空間に感覚を研ぎすませながら、参道を落ち着いて進みましょう。

❷手水舎で手を洗い、口をすすぐ

この行為で、心の穢れを祓い清めます。「けがれ」は「気枯れ(目に見えないエネルギーである「気」の低下)」でもあるので、気のバランスも整います。コロナの影響で手水舎を使えない場合は、両手をシュッシュッとこすり合わせて“汚れを振り落とすイメージ”で勢いよくすべらせ、腹式呼吸で口から息を吐き出すと、祓い清められます。

❸拝殿の前で神様を感じながら、お賽銭を入れる

その神社にいらっしゃる神様・ご祭神を思い浮かべながら、「○○神社の●●様」という唱えを3回繰り返します。また、お賽銭を納めるときには、自分の魂を込めて神様に捧げる意識を持つと、お金という“物体”を通じて神様と交流することができます。

❹二礼二拍手一礼し、合掌・祈願する

二礼二拍手の後、合掌しながら自分の「住所」「名前」「参拝の感謝」「願いごと」を伝えます。願いごとの内容は、長々と唱える必要はなく、四文字熟語でシンプルに伝えればじゅうぶんです。内容がお金なら「金運向上」、仕事なら「心願成就」や「商売繁盛」、対人関係なら「良縁祈願」「家内安全」といった具合です。最後に、一礼します。

❺祝詞を唱える

祝詞とは、神道の「祈りの言葉」です。具体的には、「祓いたまえ 清めたまえ かむながら 守りたまえ さきわえたまえ」と、心の中で唱えましょう。意味は、「お祓いください。お清めください。神様のお力によって、お守りください。幸せを与えてください」です。覚えづらければ、「祓いたまえ 清めたまえ」だけでもかまいません。

遠隔参拝のお作法

❶行きたい神社の写真や映像を用意する

「遠くて行きづらい」「ご時世的に直接参拝するのは気が引ける」といった神社の、本殿の写真や映像を用意します。神社のホームページや動画サイトなどを探せば、比較的簡単に見つけられるはず。自分がピンとくるなら、鳥居やご神木の写真・映像でもOKです。

❷手を洗い、口をすすぐ

「直接出向いて参拝するとき」の❷と同様、遠隔参拝でも祓い清めは必須です。直接参拝では手水舎を使えないケースもありますが、自宅ならそのようなことがないのはメリットでしょう。

❸神社の空気感を味わう

❶の写真や映像を眺めながら、その神社の空気感を静かに味わいます。風・香り・温度・湿度・鳥のさえずりなど、できるだけイメージを膨らませ、その場に自分がいるような臨場感に浸ってみてください。

❹二礼二拍手一礼し、合掌・祈願する

まず、写真や映像を用意した神社・ご祭神の名前を「○○神社の●●様」と3回唱えます。その後は、通常参拝の方法❹と同じ要領で、二礼二拍手一礼・合掌・祈願などを行ってください。

❺祝詞を唱える

願いごとを少しでも叶えるなら、直接参拝・遠隔参拝を問わず、やはり祝詞も唱えるようにしましょう。やり方は、通常参拝の❺と同じです。

通常参拝・遠隔参拝に共通するポイント
「素直な気持ち」「無心」で行うこと

神社参拝でとても重要なのは、「素直な気持ち」「無心」で神様の前に立つこと。雑念や悩み、頼みごとで心がいっぱいだと、神様が入り込む隙間がありません。素直で無心の状態であるほど、神様とのコミュニケーションが深まり、ご利益をいっそう得られるようになるのです。

この記事は『ゆほびか』2023年2月号に掲載されています
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