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【視力アップ指回し】目と脳の両方が鍛えられ自律神経の働きが高まる!

2020/11/13

人類は手先の器用さによって脳を発達させてきた

 私は、速読を入り口とした「SRS(スーパー・リーディング・システム)」という能力開発法を考案し、その普及と指導にあたっています。

 速読を行うには、眼球を素早く自由に動かす力や、一瞬でピントを合わせる力、視野の全体をとらえる力、見たものを理解する力など、総合的な眼力(目にまつわるあらゆる力)が必要です。

 今回ご紹介する「視力アップ指回し」をはじめとするエクササイズは、眼力を鍛えるための基本訓練です。視力がよくなる、視界がクッキリ明るくなるなどの視力アップ効果はもちろん、疲れ目や肩こりの緩和、脳の活性化による記憶力や集中力の向上、読書や計算が速くなるなどの効果も期待できます。

 なぜ、そうした幅広い効果が得られるのか、理由を説明しましょう。

 私たちは、目だけでものを見ているのではありません。目から得た視覚情報を脳が認識して初めて、「ものが見える」と感知できます。

 また、明暗に対応する瞳孔の調節や、遠近のピント調節は、自律神経が支配しています。

 したがって、視力を向上させるには、目と脳の両方を鍛えてレベルアップすることや、自律神経の働きを高めることも欠かせません。

「視力アップ指回し」も、そうした観点から考案しました。指回しは、一連の動作の中に、指を曲げる・伸ばす・閉じる・開くという4方向の動きが含まれています。指回しを行うことで、手のすべての筋肉を動かして上手に使うために必要な、体と目と脳の協調訓練ができることになります。

 人体の中で、最も微細な動きが可能で、なおかつ最も速く動かすことのできる部位は、手の指です。脳においても、手と指の感覚や運動に関連する部分は大きな割合を占めています。人類は、手先の器用さによって動物から進化し、脳を発達させてきました。

 つまり、指回しで指を素早く滑らかに動かすことは、進化のピラミッドの頂点を整えることであり、頂点を整えれば、自ずと生命の根幹からよい状態にセットすることができるのです。

指どうしが触れないようにするのは意外に難しい

 下の写真に示すとおり、指回しは、両手の指先を合わせてドーム状の形をキープしたまま、一組の指だけを、指どうしが触れ合わないようにして回すのがルールです。

 写真で見ると簡単そうですが、実際にやってみると、指が滑らかに回らなかったり、指がぶつかってしまったり、手の形が崩れてしまったりして、なかなか難しいはずです。

 指回しの別名は「空間認知微細運動」と言い、脳の空間認知能力を鍛える効果があります。目で認知した空間と、体が認知した空間が脳でピタリと一致しないと、上手にできないのです。

 視覚に関しては、視野の中心と周辺の両方を同時に目配りするトレーニングにもなります。

 最初は上手にできないかもしれませんが、指を滑らかに確実に回すことを意識しながら練習すると、だんだん速くできるようになります。

「視力アップ指回し」のやり方

①両手の5本の指先を合わせて、ふっくらとしたドームの形を作る。

②残り4対の指先は合わせたまま、両親指だけを外して、関節1つ分がすれ違うくらい内側に食い込ませて、30秒間、互いの指が触れ合わないようにしてクルクルと回す。このとき、ドーム状に合せた手の形が崩れたり、指先が離れたりしないように注意

③終わったら人さし指、中指、薬指、小指と、順に30秒ずつ回していく。