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withコロナ時代の「3日片づけ」【第1回】~1回やれば一生散らからない!お金も時間も増えて家族が笑顔に!

「旦那も子どもも在宅が増えて休まる場所がない」「家族がコロナになったときの隔離部屋がない」「いざというときの備蓄品を置くスペースがない」……withコロナ時代の悩みを一挙に解決できる「3日片づけ」をご紹介しましょう。

部屋割りから見直すことで家族みんなが自分の「枠」を意識する「3日片づけ」

私は大阪で夫と不動産業を営んでいましたが、マイホームを手に入れても、部屋が片づかないために理想の暮らしができない人が多いことに気づきました。

そこで、引っ越し後に片づけ法をアドバイスするようになり、独自のメソッドで、一生散らからない家になるよう導いてきました。

また、不動産を売却する際も、散らかっている家だと内見する人も少なくなり、なかなか売れなくなります。そういった家を、キレイに片づけて売れる家にしてきたのです。

昨年からは、新型コロナウイルスの影響で、これまではなかった片づけの悩みがたくさん寄せられるようになりました。

外出自粛で買い込んだモノがあふれてしまう、家族が自宅に家にいる時間が増えて片づかない、家族がコロナにかかっても隔離する部屋がない……といった悩みです。

そういった片づけの悩みを持った人たちに、まず行っていただきたいのは、「部屋割り」を見直すということです。

コロナ禍のリモートワークによって、家が仕事場になってしまうと、リビングで仕事をするというケースも出てきます。

もともとリビングは家族がくつろぐ場所=パブリックスペースだったのに、リビングが書斎=プライベートスペースになってしまい、くつろぐ場所がなくなったご家庭も多いでしょう。

こうしてパブリックスペース(家族みんなで使う場所)とプライベートスペース(夫婦の寝室、子ども部屋、書斎など)があいまいになると、部屋はどんどん散らかります。

片づけをするには、「パブリックスペースには、家族みんなで使うモノしか置かない」「個人のモノは、プライベートスペースに置く」と決めましょう。

そのためにも「部屋割り」をあらためて見直して、家族それぞれが自分に与えられた「枠」を意識することがたいせつです。

家族仲がよくなりお金や時間が増える

私のメソッドは、これまで片づけレッスンを受けてもリバウンドして、また散らかってしまった人々の「最後の駆け込み寺」と言われています。

どんなに片づけられない人でも、自分で暮らしを整えられる人になれ、これまで1000人近くの人が片づけに成功してきました。

目に見えるモノが片づくと、お金や人間関係などの「目に見えない問題」が片づくようになるから不思議です。家が片づいている人と、散らかっている人とでは、圧倒的に幸せ感が違うのです。

今回ご紹介する「3日片づけ」ブログラムを行うと、まず、家族が仲よくなります。

家族それぞれが枠を持ち、自分の聖域を得ることができると、ほかの部屋が散らかっていてもモヤモヤしなくなります。

それが心の安定につながり、家族にイライラしたり、ケンカしたりすることが少なくなるのです。

また、枠を意識できるようになると、枠に入らないものは買わなくなり、無駄遣いが減って、お金もたまりやすくなります。

さらに、家が片づくと自分の時間も増えます。どこに何が入っているのかがわかるようになり、探し物をする時間が減るのです。

子どもはプライベートスペースを持つことで、自分で自分のことができるようになり、親が子どもでもできることに、いちいち余計な世話をする時間の減少につながることと思います。

ぜひ「3日片づけ」プログラムを実践して、家族みんなが幸せに暮らせる家を取り戻してください。

具体的なやりかたは次回以降にご紹介しますが、ここで「3日片づけ」プログラムを行った実例のビフォーアフター写真をご覧ください。

3LDK・4人家族の部屋がこう変わった!リビングルーム・和室編

石阪京子先生の収納レッスンの生徒Eさんのご自宅。家族構成は、夫婦と子ども2人(2歳と4歳)。リビングと6畳間の和室は子ども部屋状態と化していたが、ここをパブリックスペースにすることで劇的に変わった。

before

くつろぎの場であるはずのリビングと和室が、子ども部屋状態に。おもちゃや洋服がいっぱいで、ごちゃごちゃしていた。図の左上の寝室も家族のモノで物置部屋と化し、パブリックスペースとプライベートスペースの区別がなかった。

after

図の右上の寝室を子ども部屋にして、子どものモノは子ども部屋に移動。リビングと和室はパブリックなスペースになり、広々としたくつろぎの空間に。リビングで遊んだり、勉強したりしたい場合は、かごなどに入れて持ってくる。

3LDK・4人家族の部屋がこう変わった!2つの寝室編

家族の寝室として雑魚寝した部屋を子ども部屋に、物置部屋と化していたもう一つの寝室を夫婦の寝室に変えて、それぞれをプライベートスペースとした。

家族4人で寝ている寝室は、布団を入れるスペースがないため、すのこの上に布団が敷かれ、万年床状態に。窓際にはおさがりの服が大量に置かれていた。

物置部屋は、本や掃除道具など、家族のさまざまな持ち物が押し込められて、部屋として機能していなかった。たまに夫が一人で寝るためのシングルベッドが置いてあった。

物置部屋を夫婦の寝室に。シングルベッドを撤去し、夫婦で寝られるベッドを購入。売れるモノはお金に換え、ほかはほとんど処分。残したものはリビングの共有スペースに移動。

物置部屋は、本や掃除道具など、家族のさまざまな持ち物が押し込められて、部屋として機能していなかった。たまに夫が一人で寝るためのシングルベッドが置いてあった。

物置部屋&夫婦の寝室に。シングルベットを撤去し、夫婦で寝られるベットを購入。売れるモノはお金に換え、ほかはほとんど処分。残したものは、リビングの共有スペースに移動。

(次回に続きます)

Index
※リンクになっていない記事は順次公開されます
①部屋割りから見直すことで家族みんなが自分の「枠」を意識する「3日片づけ」
②やることが明確で悩まない!順序通りにこなすだけの「3日片づけ」プログラム
③成功のコツは家族への 「魔法の声かけ」とモノに向き合う「心の全出し」