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【小林正観】【宝当神社】億当せんは偶然ではない——人の幸せを願うとお金は運ばれてくる

なぜか佐賀県では80万本に1本が億当せん

少し前の話なのですが、2003年末の集計によると、1億円以上の宝くじが当たるのは、全国のそれぞれの都道府県で、平均166万本に1本の確率だったそうです。

ところが、なぜか佐賀県では、80万本に1本の確率で当たっていたのです。どうして佐賀県にこんなに偏ったのでしょうか。

宝くじ研究家というかたがテレビのニュースに出て、「今年は佐賀県がツイていたんですね」と答えていました。

どうもそういうことだったらしいのです。佐賀県に、神様がツイていたらしい。

住人による島おこしで「当選袋」は生まれた

佐賀県の高島という小さな島に、宝当神社というところがあります。この島は、近年過疎化が進んだため、この神社を中心として島おこしをしようということになりました。

「神社の“宝当”の文字にあやかって、宝くじが当たるかもしれませんね」という触れ込みで、住人たちは島のウェブサイトを開設しました。すると、まったく観光客の訪れなかった離島に、たった5年ほどで、全国から多くの人が来るようになりました。

島おこし計画の一環で、「宝当袋」というものを、島のおばあちゃんたちが手づくりして売ろうということになりました。「袋の中に、買った宝くじを入れてください。そして、宝当神社にお参りすると、ご利益がありますよ」というわけです。

ところが2002年、この袋を縫っていたおばあちゃん2人に、なんと、1億円の宝くじが当たりました。不思議ですが、ほんとうなのです。わずか人口470人の島で、2人も1億円が当たった。

そのことがあってから、この神社にはほんとうにご利益があるということで、島の知名度は一気に全国に広まり、お参りをしたかたの中からも当せん者が出て、テレビや雑誌に紹介されて、神社は一躍有名になったのです。

2003年に高島を訪れた観光客は20万人。佐賀県の宝くじ売り場には、100~200人もの行列ができました。行列になること自体、佐賀県では史上初だそうです。

テレビ局が取材に行きました。行列の人々に「どちらからおいでですか?」と聞くと、「熊本県です」「大分県です」と、ほとんどの人が県外からわざわざやってきた人でした。

「自分のためにお金を使う」と考える人には当たらない

 この話のポイントは、「この袋に宝くじを入れてお祈りした人に、宝くじが当たりますように。この島を訪れた人が、幸せになってくれますように」と、心を込めて袋を縫ったおばあちゃんに、1億円が当たったという事実です。

今後、宝くじを買ったら、どうすればいいと思いますか?

「当たったら、家を買うぞ」「自分のためにお金を使うぞ」ということしか考えていない人には、当たりにくいという法則が見えてきます。

この話から、4次元的な「神」とも言うべき人が存在していると思えるのです。

偶然に当たるのではなく、明らかに「ある意志」が働いているようです。

人の幸せを願うと自分がまず幸せになる

神様は常に、「この現象の中から、ある種の事実を読み取りなさい」と、私たちに現象を見せているように思います。

もし宝くじが当たった場合は、自分のエゴを満たすためではなく、喜ばれるように使う決意をすること。人の幸せを願う気持ちを持っている人にだけ、お金が運ばれてくるようになっているらしい。

「自分のために使うのでなければ、当たってもつまらないじゃないですか」という声が聞こえてきそうです。そう思っている人には、宝くじは当たらないのでしょう。

ほんとうに自分の生き方の問題として、「喜ばれる存在」になる決心ができた人には、必要なお金がやってくる。実際、島のおばあちゃんたちは、自分に幸運が舞い込むようにと縫っていたわけではありません。

人の幸せを願っていたら、自分がまず幸せになっていた、というお話です。

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