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11月7日は【立冬】風邪予防に食べたい野菜「冬瓜(トウガン)」

2020/10/21

 11月7日は二十四節気の第十九「立冬(りっとう)」です。秋も終盤に入り、冬の気配を感じ始める時期です。 

 季節の変わり目は何かと体調を崩しがち。ですので、栄養価の高いものを、温かく調理して食べることが、健康への近道と言えるでしょう。

 日本では立冬に「冬瓜」を食べる人が多いようです。ちなみに「冬瓜」は字のごとく冬が旬の野菜と思われがちですが、実は夏が旬の野菜です。

 皮が厚く、中の水分が失われにくい特徴があり、冷暗所に保管しておけば「冬まで日持ちする」という意味から「冬瓜」と名付けられたそうです。

【冬瓜の種類】 

 「冬瓜」は、ウリ科トウガン属の野菜です。原産地はインド。いろいろな種類がありますが、その中でも特においしいと評判なのは「姫とうがん」と「長とうがん」という品種です。

≪姫とうがん≫

果形は俵形のコンパクトな「冬瓜」で果肉はやわらかくておいしい!貯蔵性にも優れます。

「姫とうがん」

 ≪長とうがん≫

淡緑皮に白粉を被った円筒形で巨大果の品種。肉厚でボリュームたっぷり!

「長とうがん」

【冬瓜を使った料理】

 「冬瓜」は栄養豊富で低カロリーと健康を気にする方には最適な食品です。

 カリウム、カルシウム、マグネシウムや食物繊維を多く含み、ビタミンCも豊富なので、これからの季節は風邪の予防にもおすすめです。

 このように栄養バランスが良い「冬瓜」ですが、おおよそ95%が水分なので、非常にみずみずしく、味が淡白で味付けがしやすいため、料理の幅が広いことも特長と言えるでしょう。

 冬に向かうこれからのシーズン、煮物やあんかけ、スープやシチューなど体を温める料理にぴったりです。

 なお、調理する時は、皮を剥き過ぎない方が過熱しても歯ごたえを残すことが出来ます。

 また、アクが強いワタと種はしっかり取り除いておきましょう。

 以下は「冬瓜」を利用したレシピの一例です。大根やジャガイモを「冬瓜」に差し替えてみると、いつもの料理も新鮮に変化しそうです。

≪「姫とうがん」の小海老とアスパラコンソメあんかけ≫

果実は切り抜いて器に!

≪「姫とうがん」のオイスターソース炒め≫

「冬瓜」に旨味がしみ込みます!

≪冬瓜のカレー≫

ジャガイモのかわりに「冬瓜」を!

【おいしい冬瓜の見分け方】

 最後においしい「冬瓜」の見分け方です。店頭に並んでいる「冬瓜」を選ぶ際に参考にしてみてください。

◆丸のまま売られている場合

 持った時にずしっと重たく、表面に白い粉が吹いている状態がおいしいです。「冬瓜」は実が熟すと白い粉がつくのですが、果実表面の日焼けを防ぐためだとか。しかしながら、品種によっては、全く粉が出ないものもあるそうです。その場合は傷んでいないか確認し、鮮やかな濃い緑色をしているものを選びましょう。

◆カットされている場合

種がしっかり詰まっていて、変色していないものがみずみずしく新鮮です。

冬瓜の花

 この記事はタキイ種苗の情報をもとに作成しました。旬のものを食べると寿命が75日延びると古くから言われています。季節や旬を感じながら、食べて健康になるということは当たり前なようで、大切なことです。

 様々な種の情報や野菜の栽培方法など興味深い情報がたっぷりの「タキイ種苗」のウェブサイトをチェックしてみてください。

https://www.takii.co.jp/

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