2020年12月22日、「土の時代」が終わり、私たちは「風の時代」に突入しました。天空に位置する星の位置が220年ぶりに変わり、占星術の世界では新しい時代に入ったと大きな話題となっているのです。
これまでの常識が吹き飛ばされ、新しい常識や価値観が生まれてくるでしょう。そんな風の時代に、よりよい自分と出会い、豊かな毎日を送るための方法を大人気の星読み係・yujiさんに教えていただきました。
1万人を鑑定した星読みが解く新時代
2020年から続くコロナ禍で、私たちの生活は大きく変わりました。気楽に会食はできなくなり、仕事も在宅ワークになったという人も多いことでしょう。ウイルスを恐れるあまり、外出を控えている人も少なくないはずです。
このような大きな転換期を迎えることは、実は、星の羅針盤には現れていました。2020年12月22日に起こった土星と木星の会合「グレート・コンジャンクション」です。
これは約20 年に一度起こる現象で、星読みの世界のセオリーでは〝ある特定の分野における飛躍やアップデート〟を促すとされています。
最近、よく耳にする「風の時代」とは、風のエレメント（※）である水瓶座で土星・木星が重なったことに起因した時代の入れ替わりで、約220年続いた「土の時代」が終わったのです。
※12星座を3つずつ4種類に分類し、火・風・地・水の4大元素にあてはめたもの
風の時代は、その名の通り、新たな価値観がこれまでの常識を吹き飛ばし、刷新します。例えば、リモートワークや副業の認可によって、これまでのワークスタイルから解放され、自分の好きな場所・地域などに移動したという人もいるはずです。
また、ソーシャルディスタンスは、「間隔を1m取りましょう」と、他者との距離を保つという意味で使われていますが、言葉通りに解釈すれば〝社会と距離を保つ〟です。
その言葉通り、余計な飲み会やおつき合いが減りました。自分がたいせつだと思う人と過ごす時間や、本来の自分らしく過ごせる時間が増えた人も少なくないはず。
まさに新時代のニュースタンダード（新常識）が旧時代のあり方・常識を書き換えたといってもいいでしょう。私たちはその一生に一回とも言える非常に稀有な時間を今、過ごしているのです。
過剰に働いていた土の時代
突然ですが、皆さんは今年以前は、どんな生活をしてきましたか？自己紹介を兼ね、私の生活を振り返ってみます。
私は、2010年に「星読み」として独立し、これまで1万件以上の鑑定を行ってきました。特に多忙だったのは、2011～2017年の7年間。当時は、朝６時から深夜１時まで仕事の予定を詰め込み、休みはありませんでした。
休日らしい休日は、自分の誕生日と大晦日くらいで、いつも妙にハイテンションなおかしな状態でした。当然のごとく、体を壊し、この生活をリセットすることとなったのです。
皆さんも、ここまでハードではないかもしれませんが、同じような生活を送っていませんか？朝から晩まで働いてお金を稼ぎ、自分のことや趣味は後回し。
そのおかげで、自分の家を建てる、高級ブランドの服や車を買う、希望の役職に就いた人もいるでしょう。大企業で働くために有名大学に入学したり、資格を取得するためにがんばったりした人もいるかもしれません。
この生活こそ、土の時代を象徴するものです。衣食住にかまけ、大量生産・大量消費をベースとした経済が優先され、財を生む才能や知性が世界を動かしていたのです。
これまでの働き方から解放される！
コロナを抜きに考えても、まさに土の時代の産物といえるブラック企業や過剰に働くことが問題視される時代に変化してきました。
近年、ニュースで目にする人権問題や消費社会への異議を唱える様子も例外ではなく、社会での地位や、ただモノが飽和する社会は徐々に敬遠されていきます。
これらの社会現象を見ると、自分の好きな時間・仕事・人・居場所・モノこそが大事にされ、地位や名声に囚われない、非常にフラットな人間関係へ変化していることが、感じられると思います。
つまり、風の時代とは〝愛や個のオリジナリティといった目に見えないものこそ大事にされるクリアな時代〟。精神的な豊かさが、求められるようになります。
水瓶座は、12星座の中でも「博愛・革命・改革」を表し、未来志向のエネルギーを持つ星座です。
グレート・コンジャンクションがこの星座で起こったということを考えれば、このような変化が近い将来現れるのでしょう。
