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【睡眠障害】うまく眠れない日々を乗り越えて――篠田麻里子さんの「快眠術」

夜ぐっすり眠れるようになるまで2年近くかかった

「AKBで走り続けていたら、交感神経が休まらなくなってしまいました」(篠田さん)

グッスリ眠りたいのに、さまざまな理由でそれができないことってありますよね。AKB48の元メンバーで、現在は女優・タレントの篠田麻里子さんも、以前は「うまく眠れない」日々が続いていたそうです。

10代の頃は、部活に勉強に、夜12時に寝て朝5時に起きる生活。AKB48時代は、平均3~4時間の睡眠時間。眠ってなんかいると、周りに追い抜かれてしまうんじゃないかという焦りのような気持ちが常にあったと言います。

それが、AKB48卒業後は一転、時間はあるのに眠れない日々が1~2年続いたそうです。

「自分の睡眠に問題があると気づいたのは、睡眠計測器で睡眠状態を計測したことがきっかけでした。8時間寝ていても、実質30分しか、ちゃんと眠れていなかったんです。

その原因を調べていくうちに、自律神経のリズムが乱れているせいではないかと気づきました。『AKB48で7年半の間走り続けてきた生活で、ずっと緊張状態で交感神経が働きっぱなしで、リラックスする副交感神経への切り替えがうまくできなくなっているんじゃないか。そのせいで、寝てもきちんとした睡眠がとれず、体や脳が休まらないんじゃないか』と思ったのです。

通っているジムが、トレーニングだけではなく体のケアの指導もしてくれるところだったので、寝る前に心身を休める方法や、自分のリズムを整える方法をジムの先生から教わり、実行しました。心拍数を測りながら運動をしたり、入浴後にストレッチをしたり、枕や寝室の環境を整えたり――そうやって1〜2年かかって、ようやく夜ぐっすり眠れるようになりました。

人生は長い。休む時間も大事!

眠る1時間前にはスマホはOFFに。

篠田さんはこう続けます。

「睡眠改善に取り組むうちに、しっかり寝てきちんと休むことがなによりも大事だということを、少しずつ体が覚えてきた感じがします。まるで生き急ぐように、10代の頃からずっと、休んだら止まってしまうような感覚で生きてきましたが、人生は長いです。『休む時間』ってほんとに大事なんだなと、心から思えるようになりました」(篠田さん)

そんな篠田さんは、その後、結婚・出産。お子さんが生まれたばかりのころは、眠り込んでいるところを起こされることも多かったそうですが、今は、寝かせてもらえるありがたさと、睡眠の質のたいせつさを実感していると言います。

篠田さんに、現在実践している「快眠の秘訣」をお聞きしました。

1、お子さんとのごはん→お風呂→寝る。と、1日の流れをルーティン化
2、寝る前の時間帯は、旦那さんやお子さんと家族団らん
3、入浴後(寝る1時間前)にはスマホの電源を切る

ピンときたかたは、参考にしてみてはいかがでしょうか。

『ゆほびか』2021年9月号では、「睡眠障害を克服した!元AKB48篠田麻里子さんが明かす私の快眠ルーティン」と題したインタビュー記事を5ページにわたって掲載。AKB48時代の「趣味・特技は睡眠」を証明する、メンバーが撮影した貴重な〈居眠り写真〉もぜひご覧くださいね。

大特集は「人生が変わる 最高の快眠法」

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