植芝盛平翁に師事し合気道と言霊を学んだ
私は「いろは・ひふみ呼吸書法」(以下、いろは呼吸書法)を皆さまにお伝えしながら、言霊の力が込められた書画を制作する書家として活動しています。
昭和39年、初の東京オリンピック開催年に27歳だった私は、合気道の開祖である植芝盛平翁の門下生になりました。植芝開祖は、合気道の達人であると同時に、言霊の達人でもありました。言霊の持つ大きな力を熟知しておられたのです。
植芝開祖に師事した私も、言霊を長く学んできました。それが、いろは呼吸書法の原点となっています。
この呼吸書法こそは、私たちの魂・心・体を清め、清浄にするものだと自負しています。概要を下記にご紹介しますので、ぜひお試しください。
お清め(禊)とは、活性化するということです。人間が本当に活性化するためには、体の中にある害毒を浄化しなくてはなりません。
実は、いろは呼吸書法をたった1時間行うだけで、血液がサラサラになります。これは、私が主催した勉強会で40名ほどの参加者にご協力いただいて調査した結果です。
いろは呼吸書法を行う前後で皆さんの血液を採取して比較したのですが、調べてくれた企業のかたは、「いろは呼吸書法には、人体を浄化、活性化してくれる力があると確信をもっていえるデータが出ました」と話してくれました。
なぜこのような現象が起きるのか。いちばん大きいのは、やはり言霊の力です。
発声する1音1音の言霊が呼気を浄化する
神秘家のkan.さんというかたとお話をした際、こんなことをうかがいました。
「呼吸をすると空気が体の中に入って、人間の毛細血管の隅々まで行き渡り、それがまた出て行きます。その吸った空気は人体のありとあらゆるものを浄化して、吐く息とともに出て行くのですが、すぐにではなく、一週間ぐらいかかるのではないかと思われます。
しかし、残念ながら今、人類の想念が清らかではないために、人類の持っている想念的なマイナスエネルギーも呼気として出て行きます。だから宇宙空間は汚れているのです」。
そのとき、私はkan.さんにこう申し上げました。「いろは呼吸書法の吐く息のときに、『いろはうた』や『ひふみ祝詞』(いずれも下記にあり。以下『いろは』と『ひふみ』と略記)を発声すると、そこには言霊が乗ります。そして、その1音1音は、神様の御名(エネルギー波動)なのです。
ですから、いろは呼吸書法のときに吐く息は、浄化されているのです。それがひいては周りの空間や宇宙をも清めていくことになります」kan.さんは「そのとおりです」と嬉しそうに同意してくださいました。
「いろは」「ひふみ」を唱えることもお清め
青森・弘前のリンゴ園社長・竹谷秀一さんは、リンゴ園で毎日「いろは」と「ひふみ」を唱えていたそうです。そして、私が書いた「いろは」や「ひふみ」の書を、リンゴの木の幹に巻き付けてもいたそうです。それ以来、どんな台風が来てもリンゴが落ちなくなったとのことです。
つまり、いろは呼吸書法を行うのが最も効果的ですが、これを行わなくても、「いろは」や「ひふみ」の言霊自体に、血液や大地の水を浄化する力があるということになります。
ですから、「いろは」や「ひふみ」を唱えることも、強力なお清め法だといえます。コツとしては、息が切れるまで一気に唱え続けること。また、神のエネルギーを意識することです。例えば「いー」と発声したときには、言霊に「いー」という神のエネルギーが乗り、宇宙と共鳴します。これを意識するかどうかで、大きな違いが生じます。
半径30メートル程度までエネルギーが達する
いろは呼吸書法や「いろは」「ひふみ」言霊によるお清めは、自分だけのために行うものではありません。というのは、周囲の空間も浄化されていくからです。
自分の部屋で「いろは」と「ひふみ」を唱え続けたところ、庭で30年以上咲かなかったツツジが咲いたとか、まったく花をつけなかったバラの花が咲いたといった報告をいただいています。
私は、人が放った言霊のエネルギーは、半径30メートル程度まで達すると見ています。人間でも植物でも、その範囲内にある存在を浄化=活性化させて、自然のあるがままの生命力を発揮できるようにするのです。
自分や家族だけではなく、ご近所にも波動が及ぶというのは、まさに隣人愛を体現する行為といえます。ぜひ、そこを意識していただきながら、お清めに努めていただければと思います。
下にお示しするのは、私が書いた「いろは書画」のカードです。富士山の画と「いろはうた」を書いたものです。
以前から、私の書画を飾ったら家が浄化された、病気が改善した、突然社内で出世した、金銭の出入りが豊かになった……といったご報告を数多くいただいています。
また、特殊な波動測定器を用いて計測した結果からも、私の書がエネルギーを発しており、邪気を消す作用もあるとの報告を受けています。
その理由を、私はこう考えています。私はいわばストローのような存在で、書のエネルギーは宇宙から降りてきて、私を通じて筆に伝わり、書かせられているのだと。私は神様からそのような役割を仰せつかったという啓示をいただきました。
前述のように、「いろはうた」の音1つ1つは神様の御名です。その強力な清めの波動を、実感していただけましたら幸いです。
書くときは、文字をきれいに書こうと思わず、発声しながら長く息を吐くことに集中します。
へそ下10㎝前後にある氣の出入り口「丹田」に意識を集中するのもポイントです。
3〜4号の中筆を用意し、根元からおろし(ほぐし)ます。筆ペンも可ですが、できれば筆を使いましょう。墨も固形墨がベスト。擦って使うと心が静まります。
親指と人差し指で筆の端をぶら下げるように垂直に持ち、中指を添えます。薬指と小指は、反対側から軽く押さえて筆を支えます。
書く前には筆にたっぷりと墨を含ませ、大きく息を吸い、息をお腹に収めます。筆を持つ手の手首をやや上向きにし肩の力を抜きます。
筆先を見て「スー」と声を出しながら、ひと息で半紙の上から下まで左回りのらせんを書き、最後は上に跳ねあげます。右回りも同様です。筆遣いの習得に役立ちます。
「スー」と発声しながらひと息で縦線を引き、等間隔で3本書き、同様に横線を3本書きます。波線3本と円も書きます。円の大きさや形で心身の状態がわかるため、日付を書き込み保管するのもいいでしょう。
いろはうた(上記事中参照)を書きます。最初は「いー」と発声しつつ、「い」をひと呼吸でゆっくり書きます。以降も同様に48字すべてを発声しつつ、1文字ひと呼吸で書いていきます。
いろはうたの48字を、8文字ずつ6行で1枚に書いていきます。