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【脳の糖尿病】である認知症を防ぐ!脳のゴミとりをする食事術とは?

認知症の人の脳にはアミロイドβという物質が出現

「脳のゴミ」と呼ばれる「アミロイドβ」というたんぱく質は、認知症で最も多い「アルツハイマー型認知症」の原因物質だと考えられています。実際、認知症の人の脳には、このアミロイドβがシミ状になってたくさん出現しています。

各国の製薬会社はこぞってアミロイドβを除去する薬の研究に励み、ついに完成しました。ところが、アミロイドβを取り除いても、認知症の改善にはそれほど役立ってはいないという結果が出ています。

ゴミを取っただけでは、脳の機能は改善しない……。ということは、ゴミが出現する以前に手を打たなければなりません。

脳神経外科医で認知症の専門医の熊谷頼佳先生は、脳と食事の関係に注目し、脳の栄養障害の治療に取り組むようになりました。

すると、寝たきりだったかたが歩けるようになったり、まったく話ができなかった患者さんが家族や病院スタッフと会話ができるほど回復したりするケースが次から次へと出てきたそうです。

熊谷頼佳先生は、こうした経緯でわかったことがあると語ります。

「脳の機能をきちんと働かせるには『必要な栄養分をしっかり脳に入れ、余計なものは脳に入れない』ことが、不可欠だとわかりました。
そして、認知症の発症や悪化そのものに『糖』が関与している、と私は考えるようになりました。
実は、認知症とは『脳の糖尿病』であり、脳にとって最も大事なのは、血糖値を急上昇させないことなのです」
(熊谷頼佳先生)

糖質は朝にとりよく噛んで食べること

「脳の糖尿病」を防ぐには、次のポイントに気をつけるといいそうです。

●白砂糖、果糖を控える
白砂糖は素早く吸収されるため、血糖値を急上昇させます。白砂糖が大量に使われている菓子類や飲料水は極力、控えましょう。果物も、単糖類でとりすぎると脂肪になりやすいため、食べ過ぎには注意です。

●オリゴ糖を使う
白砂糖の代わりとしてお勧めなのがオリゴ糖です。血糖値が上がりにくいうえ、腸内の善玉菌のエサになるという、優れた特長もあります。

●糖質は朝にとる
糖は細胞のエネルギー源ですから、1日の活動が始まる朝に食べるのが最適。熊谷先生は、炭水化物は朝食・昼食でとり、夕食は炭水化物を控えめにして、たんぱく質と野菜中心のメニューにしているそうです。
 
●よく噛んで食べる
同じ量の糖なら、時間をかけて食べたほうが血糖値は上がりにくくなります。よく噛むことで、記憶をつかさどる脳の海馬の神経細胞も活性化します。

●食べる順番に気を付ける
野菜→たんぱく質→炭水化物の順に食べることで、血糖値の急上昇を防ぐことができます。

脳をきれいにする食事法は、決して難しいものではありませんが、大事なのは継続すること。
毎日、少しずつでも実践することで、腸内環境がみるみる整い、脳にも好影響があります。

千里の道も一歩から。ぜひ、今日から始めてみてはいかがでしょうか。


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