
鼻水や鼻づまりを放っておいてはダメ!
これからの寒い季節、特に気になるのが鼻水や鼻づまり。
命にかかわる症状ではないため、ついつい後回しというか、放っておかれがちです。
しかし、鼻が詰まっていると、頭がボーっとして集中力が続かなかったり、食べ物の味がしなかったり、寝つきが悪くなったり、のどに鼻水がおりてきたりして、不快なこと極まりありません。
しかも、その状態があまりに長く続くと、脳もそれに慣れてしまって、「治そう!」という働きが鈍くなるそうです。
つまり、鼻水や鼻づまりは、放っておいてはダメな症状なのです。
また、病院に行って治療したり薬をもらったりしていったん治療で治っても、再発する人も多いそうです。 生活習慣の見直しが、鼻水・鼻づまりの根治には欠かせないのです。
そこで、鼻やのどの症状を改善するセルフケアをご紹介しましょう。
きたにし耳鼻咽喉科院長・北西剛先生がお勧めするのは、「鼻うがい」です。
これは副鼻腔炎に限らず、花粉症やカゼ、慢性上咽頭炎など、あらゆる鼻の症状に有効な、万能かつ基本のケアです。
鼻うがいは生理食塩水で鼻腔内を洗浄することで、細菌・ウイルス・膿などを除去し、炎症を抑制する効果が期待できます。鼻をかんでも出にくい、粘り気のある鼻水も洗い流すことができます。
これによって、脳に鼻がスッキリとした感覚を思い出させることも、症状の改善に役立ちます。
医師が推奨する「鼻うがい」のやり方
「鼻うがい」のやり方は以下です。
〇用意するもの

・小さめのプラスチックボトル
・塩 小さじ1/2(3g)
・ぬるま湯 330ml
〇やり方

①水を沸騰させてから、30~35度まで冷ます
②ボトルにぬるま湯と塩を入れ、振って塩を溶かす
③洗面台に顔を突き出し、あごを引いて、ボトルを鼻の穴に当てる
④「あー」と声に出しながら、ボトルを押して食塩水を出し、鼻腔内を洗う
⑤反対側も同様に行う。
⑥終わったらティッシュペーパーで鼻を押さえて、鼻腔内の空気を抜く
以上になります。 これを毎日習慣づけて行った患者さんで、何十年も再発していた副鼻腔炎がすっかりよくなった人が何人もいるそうです。
鼻がスーッと通って呼吸がしやすくなると、気分も爽快!頭もクリアになるし、食べ物もより美味しく感じられますよ。
好評発売中の『ゆほびか』2021年12月号では、習慣にすれば不快な鼻づまりが軽快し、どんどんよくなる、根治につながる4つのセルフケアをご紹介。
・耳鼻科医が推奨する「鼻うがい」
・手のツボを刺激する「遠絡療法」
・足のツボを刺激する「足の裏もみ」
・伸ばした瞬間鼻が通る「わき腹伸ばし」
全部実践しても、気に入ったものだけ繰り返し行ってもOK。
ぜひ、ご覧くださいね。