プチ物忘れは加齢のせいではない
「あの人の名前が出てこない……」
「あれ、今、何をしようとしていたんだっけ?」
日常的にこういう「プチ物忘れ」が増えていませんか?
「このような『プチ物忘れ』は、加齢すれば自然と起こるものと思っている人が多いようです。
実はこれは加齢のせいではありません。
脳が散らかっている、”汚部屋”になってしまっていることが原因なんです」
こう解説するのは、おくむらメモリークリニック院長で脳神経外科医の奥村歩先生です。
「誰にでもあるプチ物忘れだからとあなどってはいけません。
プチ物忘れは放置すると、そのまま本物の認知症につながる危険性もあるのです」(奥村先生)
ひえー!
でも、「脳が汚部屋になる」ってどういうことなんでしょう?
「近年、皆さんの脳は膨大な量の情報をインプットしています。
スマホを片時も離さず、ちょっとでも時間が空くと、すぐスマホでネットやSNSを見ます。
そうしてインプットされた情報を、脳が整理する時間がないのです。
ちょっと休憩できそうなときも、すぐスマホを見てしまうからです。
情報のインプットと整理は、同時には行えません」
(奥村先生)
ウッ……心当たりありますね…。
脳に情報を整理する時間を与えるには、どうすればよいのでしょうか?
「何もしない、ボーッとする時間、”ぼんやりタイム”を作ることです。
ただし、居眠りの時間ではありません。
睡眠は脳にとって必要ですが、眠ると脳も休んでしまうので、情報の整理は行われないのです。
休憩時間、通勤時間、お風呂に入っている時間……こういうときにスマホなどに触れず、ただぼんやりする。
このぼんやりタイムに、脳はインプットされた情報を必死に整理しているのです」
(奥村先生)
ぼんやりしていると「何をボーッとしているんだ!」と怒られたりしますけど、脳にとってはとてもたいせつな時間だったのですね!
脳を鍛えつつ情報を整理する時間を与える
奥村先生お勧めの習慣に、脳を鍛えながら、しっかり情報を整理する時間を与える、「ニューロビクス」(脳=ニューロンと、エアロビクスを組み合わせた言葉)があります。
ニューロビクスとは、まさに脳の大掃除タイムであり、脳のゴミを取る習慣です。
といっても、難しいことは何もありません。例えば……
「高いところに上って景色を眺める」
見晴らしのいい場所に立つと、視界だけでなく、脳の中の視野も広がり、妙案が浮かびやすくなるそうです!
「単純作業に没頭してみる」
あまり頭を使わなくていい単純作業に没頭する時間は、脳が自然とぼんやりタイムに突入しやすく、脳が喜ぶ時間なのです!
好評発売中の『ゆほびか』2022年1月号の誌面では、ほかにも簡単にできるニューロビクス習慣をご紹介しています。
脳に情報を整理する時間を与えれば、プチ物忘れが減るだけでなく、脳力もアップします。
脳は肉体と違って、70代からでも80代からでも鍛えられる器官。
ぜひ『ゆほびか』を読んで、脳を大掃除して、冴えわたる脳になりましょう!
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■特集1
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