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ナニワの〈美の師匠〉と慕われる女医が毎食べ続けているものとは?

突然ですが、今日の朝ごはん、何を食べました?

もし、「納豆と卵をいただきましたが、何か?」と答えるかたがいらっしゃれば、仏の耳に念仏、もう何も申し上げることはございません。
あなたは、もうすでに、美と健康のための食生活を実践されているのですから。

そうです。
美と健康のために、納豆と卵が大事なのです。

「どうして、納豆と卵?」そう疑問に思われたのならば、どうぞ続きをお読みください。

良質なたんぱく質こそが美の秘訣

「美の師匠」として慕われている里見英子先生

関西の多くの芸人から「美の師匠」として慕われている内科医がいます。
大阪市東淀川区の里見英子クリニック院長・里見英子先生です。

69歳にして病気と無縁。
体形は40年前と変わらず。
年齢の割にシワやシミが少ない。

そのせいか、患者さんから「どうやったらそういうふうに年をとれるの?」と、よく聞かれるそうです。

里見英子先生は、美容とアンチエイジングを内科的なアプローチで研究し、そこで得た知識すべてを、ご自身の日々の生活の中で実践されているそうです。

そして、髪や肌を若々しく保ちたいのなら、まず
「良質なたんぱく質を毎日欠かさずしっかりとること」
と勧めています。

なぜなら、髪や肌の状態は、体の中の栄養状態が外に現れたもので、パサパサ髪やガサガサ肌はたんぱく質不足が原因だからです。

たんぱく質は、髪や肌だけでなく、筋肉や臓器、骨、歯、爪など体の材料となる重要な栄養素で、体内のホルモンや酵素、免疫物質などもたんぱく質からできています。

ですから、毎日の食事で、たんぱく質をしっかり補給することが必要なのです。

そして、たいせつなのは、「良質なたんぱく質」であることです。

たんぱく質は、20種類のアミノ酸で構成されているのですが、このうち9種類は必須アミノ酸と呼ばれ、人間の体内で作ることができません。つまり、食べ物からとる必要があります。

でも、難しいのは、その9種類のアミノ酸のうち、最も少ないアミノ酸の量に合わせた分しか、たんぱく質は作られないことです。

ですから、9種類のアミノ酸がまんべんなく含まれているどうかが、食品選びで大事になるのです。

「アミノ酸スコア」が100の食品とは?

食品にアミノ酸がまんべんなく含まれているかどうかの目安とされるのが「アミノ酸スコア」。
満点は100ですが、アミノ酸スコア100の食品は、具体的には次のものが挙げられます。

牛肉 豚肉 鶏肉 アジ サバ サケ マグロ 牛乳 卵 大豆

そう、卵も、大豆で作る納豆も、アミノ酸スコアは100なのです。

しかも、卵や納豆は、年中、日本国中どこでも手に入り、しかも安価です。
食べるための調理も、とても簡単です。

毎日、良質なたんぱく質をしっかり補給するためには最適の食品なのです。
卵1個で6.2g、納豆1パックで8.3g、合わせて15g近いたんぱく質になります。

里見英子先生は、毎日の日課として「納豆1パック+ゆで卵1個」をとることにして10年になるといいます。

でも、関西の人は、納豆嫌いが多いといいますよね。
里見英子先生も、納豆は嫌いで、いまだにおいしいと思ったことは一度もないそうです。
それでも10年、毎日欠かさず食べ続けているのです。

「私は、納豆は〈天然の抗がん剤〉だと思って食べています。がんは加齢によって絶対に出てきますが、納豆は老化を防ぐ薬だと自分に言い聞かせています。それくらい強い意思がないと、なかなか毎日の習慣として根づかないと思います」(里見英子先生)

おいしいと思えなくてもいいのです。
美容と健康の「エサ」として、とにかく毎日食べる。

そして、まずは1カ月続けると、肌の調子がよくなるなど、効果を実感するはずです。


『ゆほびか』2022年4月号の特集『顔と髪の若返り術』では、「ナニワの〈美の師匠〉も実践!納豆1パック+ゆで卵1個で美と健康の土台作りを」と題した4ページにわたる詳しい記事を掲載しています。