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【明眼之法】目の疲れに効く!忍者が活用した秘伝の鍛錬法

理にかなっている忍者式・目の鍛錬法「明眼之法」

いにしえから伝わる、目の鍛錬法についてご紹介しましょう。

さかのぼるは戦国時代、諜報員として活躍していた忍者にとって、目がよく見えるかどうかは死活問題でした。
敵をより早く見つけ、巧妙に隠されたワナにも気づく。
近眼だ、老眼だ、ドライアイだと言っていたら、忍者は務まりません。

そのため、忍者たちは独自の目の鍛錬法を考え出しました。
それは「明眼之法」と呼ばれるものです。
この明眼之法、何百年も前、医学も発達していなかった時代に忍者が編み出したとは思えないほど、目の訓練法として理にかなっているそうです。

中島眼科院長の中島秀登先生は、こう解説します。

「コロナ禍のテレワークや外出自粛生活により、パソコンのモニターやスマホ画面を見る時間が増えたことが、目の疲れに悩む人を激増させました。
パソコンやスマホを使う時間が長くなるとなぜ眼精疲労を引き起こすかというと、見たい対象に焦点を合わせる『ピント調節力』が低下するからです。
ピント調節を行う目の筋肉・毛様体のこりをほぐすことが、目の疲労を取るためには重要になってきます。
そこで有効なのが、忍者の目の訓練法・明眼之法なのです」

明眼之法にはいくつか手法があります。
その中でも、特にピント調節力の向上に役立つのが、「八方目付」と呼ばれる手法です。
「八方目付」は、目を八方(全方位)に動かす訓練です。
顔は動かさずに目だけを大きく動かして、自分が決めたポイントをしっかり注視します。

今回、読者の皆さんには「八方目付」のやり方を少しだけ公開しちゃいます!

疲れ目のリラックスに最適!忍者の秘伝「八方目付」

①利き腕を前方にしっかり伸ばして、親指を立てて、その爪の1点を見る

②爪の向こう側を見て、対象物にピントが合ったら、また視線を爪の1点に戻す

③顔を動かさないで真上を見る。対象物にピントが合ったら、また視線を爪の1点に戻す

④同様に右上を見て、爪に戻る

⑤同様に左上を見て、爪に戻る

⑥右を見て、爪に戻る

⑦左を見て、爪に戻る

このまま「爪を見る」「遠くを見る」を繰り返しながら一周します。


『ゆほびか』2022年5月号では、さらに暗闇で目が見えるようになる明眼之法や、忍者の時代よりもっと古い、はるか古代の癒しの文字を使用したメガネの作り方まで、楽しみながら目がよくなる方法が盛りだくさんです!

「パソコンやスマホを長時間見ないほうがいい」と言われても、今の時代では難しいですよね。
ぜひ『ゆほびか』5月号を手に取って、こうしたユニークな目のケア法を取り入れ、目の健康に役立ててください!