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「目がよくなる写真」を見るだけで近視・老眼・緑内障を予防!脳トレにも!

目は「遠くを見る」ことをほとんどしていない

「見るだけで目がよくなる写真」……えっ、そんなものがあるの?と疑問に思うかたも多いでしょう。
それが実は、あるんです!

ほんべクリニック院長で眼科医でもある本部千博先生はこう話します。

「私たちは近くのものを見るとき、眼球の周りにある筋肉をギュッと緊張させます。
スマホやパソコンの画面を見ているとき、目の周りの筋肉は常に緊張していることになります。
この状態が長く続くと、目の筋肉はこり固まり、元に戻りにくくなります。
こうなると目のピント調整がうまくできなくなる。
これが、視力が低下するメカニズムです」

特に近年は、いつもスマホを見たり、パソコン作業を長時間行ったりと、目を酷使する機会が激増しています。

目は「近くを見る」ことばかりで、「遠くを見る」ことをほとんどしていないのです。

「目の筋肉も体の筋肉と同じです。
『近くを見る』という同じ動きばかりさせられると、疲労がたまり、こりかたまり、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、リンパ液の流れも悪くなります。
眼球内をきれいに保つ『房水』というリンパ液がよどむと、視野が欠け、やがては失明にもつながる緑内障の原因になるのです」(
本部先生)

目の酷使がそんな重病の原因になるなんて……。
でも、スマホはもう生活には欠かせない道具ですし、仕事でパソコンを使わないわけにもいきません!

「そこで大事なのは、長時間ぶっ続けで『近くを見る』作業をし続けないこと。
1時間ほど作業をしたら、目を休ませる、緊張をとる目のエクササイズをすることです。
目のエクササイズを行えば、目の筋肉の緊張をほぐし、疲労がたまらないようになります。
見るだけで目のエクササイズができる、それが『目がよくなる写真』なのです」
(本部先生)

目がよくなると人生の質が大きく向上する

「目がよくなる写真」を各写真所定の方法で見ると、ピントを近くに合わせたり、遠くに合わせたり、眼球を動かしたといった目のトレーニングになります。

ここで、「目がよくなる写真」の1例をご紹介しましょう。

使い方】片方の目で猫の輪郭をなぞります。一周したら、逆の方向になぞります。もう片方の目でも同様に行います。

これによって、眼球の周りにある眼球移動筋をほぐし、目の血行を促進します。

「目の見え方は、脳と心にもつながっています。
目がよくなって、視界がクリアになると、気持ちも前向きになってきます。
仕事の効率も上がり、趣味も楽しくなります。
目がよくなることは、人生の質を大きく上げることにつながります」
(本部先生)

ぜひ目をリラックスさせて、よく見える目を手に入れ、人生の質を向上させてください!


『ゆほびか』2022年5月号では、4枚の「目がよくなる写真」を掲載しています。やり方に従って見るだけで、緊張した目の筋肉をほぐしたり、目の血行を促進したりすることが可能です。

しかも、美しい風景の写真や、かわいい動物の写真など、目だけでなく、脳も心もリラックスできるものをそろえています。

見る機能を鍛えることで、日常のさまざまなシーンでのうれしい変化を実感してみてください。