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【認知症防止】YouTuber内科医が教える「脳血管が若返る食べ物」とは?

ドクターハッシーこと橋本将吉先生

脳血管の健康がQOLに大きくかかわる

YouTubeで大人気&大注目の内科医・ドクターハッシーこと橋本将吉先生。

橋本先生は、長らく内科外来に携わっていますが、そのかたわら、介護つき老人ホームを回る訪問医療にも力を入れています。

ホームには、さまざまな症状を抱えた人が入所していますが、実はその多くが、認知症や脳の血管の病気によって体が不自由になっていました。思ったことを話したり、行動したりすることが難しいのです。

「せめて自分で行いたい」と思う入浴や排便まで、第三者の手を借りないと満足にできません。

意思疎通の難しさから、家族などの近しい人とケンカが絶えなくなることもあったそうです。

そんな患者さんの治療・支援をしながら、橋本先生は「現状を変えたい」と強く考えました。

これが、橋本先生が「脳血管」に注目したきっかけです。

そもそも、なぜ認知症や脳梗塞などの脳血管の病気が起こるのでしょう?
理由の一つに、慢性的な脳の血流低下が挙げられます。

体の血管の中でも、脳には細い血管が非常に多く集まっています。

細い血管があるおかげで、脳の表面部分から深い部分まで、隅々に酸素や栄養を送り届けることができ、私たちは身体活動や思考を行うことが可能になっています。

一方で、細い血管が多いということは、そこに血流の滞りや詰まりが起きやすいとも言えます。

通常、脳血管の病気は、高血圧・糖尿病・脂質異常などの生活習慣病に伴う動脈硬化によって誘発されますが、慢性的に脳の血流が低下することでも引き起こされることが、マウスの実験で示唆されました。

何とか避けたい脳血管のトラブル……。

教科書的には、規則正しい生活、適度な運動、バランスのとれた食事が大事ですが、実際にすべてをこなすのは至難の業です。

もし体に痛みがある人が運動したら、かえって痛みが悪化するかもしれません。
それを避けながら、現状を変えるには??

そこで橋本先生が「まずはこれだけ!」と最優先で指導しているのが食事の内容を変えることです。

食事なら購入する食材や食品をいつもと少し変えるだけでよいですし、家庭内でも対策を取りやすくなるからです。

脳血管を傷つける食べ物、若返る食べ物とは

では、一体どんな食べ物を選べばよいのでしょう?

ここで、橋本先生が選定した「脳血管が傷つく食べ物」ワースト2、「脳血管が若返る食べ物」ベスト2をご紹介します!

まず「脳血管を傷つける食べ物」ワースト2です。

①バター
②カルビ

これら2つの食べ物は、食べすぎには十分注意していただきたいものです。
もちろん、適量ならば問題ありません。

続いて「脳血管が若返る食べ物」ベスト2です。

①コンニャク
②イワシ

これら2つの食べ物は、体によいといわれる食べ物の代表でもありますね。
ぜひ、意識して日常的にとっていただきたいと思います。


発売中の『ゆほびか』2023年3月号では、「脳血管を傷つける食べ物」ワースト5と「若返らせる食べ物」ベスト5、そして医学的観点からの各食材の特徴を詳しくご紹介しています!

毎日の食生活を振り返りつつ、日々の食事・献立作りにお役立ていただけましたら幸いです。ぜひ、お手に取ってご確認ください。