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【1300年前の古代石の音】澄んだ、美しいサヌカイトの響きが発するメッセージ

石から出ているとは思えない澄んだ響き

皆さんは、「サヌカイト」という石をご存じでしょうか?

サヌカイトとは、約1300万年前に瀬戸内海地域の火山活動によってできた岩石で、叩くと高く澄んだ音がすることから、名前の由来の讃岐(さぬき)、つまり香川県では、古くから「かんかん石」と呼ばれ、人々に親しまれてきました。

その澄んだ、余韻の長い響きは、2度の東京オリンピックの開会式で鳴らされたり、G7関連の国際会議のセレモニーなど、さまざまな国際的なイベントで演奏されたりしてきました。
香川県で開催された全国育樹祭では、天皇皇后両陛下の御前でも演奏されました。

サヌカイトで作られた楽器「SOU」

サヌカイトの音色に魅せられ、長年にわたって国内外でサヌカイトを演奏してきた打楽器奏者の小松玲子さんは言います。
「その音色は、石から出ているとは思えないほど澄んだ、美しい響きです。単にきれいな音であるだけではなく、人の魂にじかに響くような不思議な力を持っていると、私は感じています」

それは例えば、

普段はなかなか静かに演奏を聴くのが難しい子も、その音色には静かに聴き入る。

目が見えない人が「私は光を見たことがないけれど、光ってこういうものなのかしら」と言う。

コンサートやCDを聴いた人からは
「とにかく音が心地よく、聴いているだけで瞑想しているよう」
「いつの間にか眠っていた」
という感想が多く寄せられる。

演奏していると、音と共鳴し合うかのように鳥が寄ってくる。

そんな形で、小松さんは感じると言います。

「サヌカイトはとても繊細で、扱いの難しい楽器です。強く叩くと割れてしまうことがあるため、一般の打楽器とは異なる力加減で演奏しなければなりません。あたかもロウソクの炎を消さないように息を吹きかけるような細心の注意を要します。
 そして、音楽は、そこに演奏者の感情が乗るものですが、サヌカイトの場合、私の感情を乗せるのではなく、ただ音の響きに導かれる感覚で奏でたほうが、よい演奏になることが多いと感じます。
 思えば、私自身がサヌカイトという石に導かれ、この地球や自然からのメッセージを感じ取り、音楽として伝える役割を与えられているのかもしれません」
(小松玲子さん)

頭にふと〈LOVE&PEACE〉という言葉が浮かんだ

では、サヌカイトは今、私たちにどんなメッセージを伝えてくれるでしょうか。

そこで、『ゆほびか』編集部は、小松玲子さんにテーマを決めずにサヌカイトを演奏していただきました。
もちろん即興演奏です。

「無心にサヌカイトを奏でていたのですが、そのさなか、頭にふと〈LOVE&PEACE〉という言葉が浮かびました。
 私には、それが石からのメッセージだと感じられました。
 昨年に始まったロシアとウクライナの戦争は、1年が経過した今もいっこうに解決の糸口が見えず、国際的な緊張感は日増しに高まっているように感じられます。
 もし、核戦争が起これば、人類滅亡や地球規模の大惨事にいたると推測されているそうです。今、人間のエゴによって、地球全体が危機にさらされている状況であるとも言えるでしょう。
 そんな今だからこそ、〈地球規模の愛、人類愛〉を思い起こすことが必要だと、サヌカイトが教えてくれたようでした。
『うん、これしかない!』と思ったら、次々と音のイメージが浮かんできました」
(小松玲子さん)

そうして十数曲も演奏した中から厳選した4曲を、現在発売中のゆほびか』2023年5月号の付録CDに収録しました。

サヌカイトの祈りCD 試聴動画


発売中のゆほびか』2023年5月号の誌面では、

まるで光を聴いているよう!
ぐっすり快眠!イライラが消えた!
LOVE & PEACE
「サヌカイトの祈りCD」

と題する11ページの特集記事を掲載しています。

ヒプノセラピストで女優の宮崎ますみさんをはじめ、
「わけもなく涙が溢れた」
「イライラが消えて、ぐっすり眠れた」
「聴いていると仕事がはかどる」
など、小松玲子さんの演奏を聴いた体験談も掲載しています。

ご興味のあるかたは、お近くの書店、インターネット書店などでお求めください。