血圧を下げる手法をすべて試した医師が推奨
高血圧専門医の渡辺尚彦先生は、なんと34年間、24時間365日、腕に血圧計を装着し、毎日記録している、”ミスター血圧”と呼ばれているほどの医師です。
渡辺先生は、1日の生活の中で、何をすると血圧が上がるか、逆に血圧が下がるか、また、世間では「血圧が下がる」と言われている手法の中で、どれがほんとうに効果が高いか、すべてご自身で試されています。
その中で今、先生が特にお勧めされている高血圧対策の手法が「タオル握り」です。
このタオル握り、実は日本だけでなく、国際的にも注目されている手法なのです。
もとは、カナダのマクスター大学のフィリップ・ミラー博士が開発した「ハンドグリップ」という高血圧対策法を、家庭でもできるように改良したものです。
ハンドグリップは、その降圧効果の高さから、アメリカの心臓協会でも「降圧剤を使わない高血圧の補完療法」として推奨されているほどなのです。
なぜタオルを握るだけで血圧が下がるのでしょうか。
渡辺先生はこう解説します。
「タオル握りを行うと、血管を柔らかくする血管拡張物質であるNO（一酸化窒素）の産生が増えます。
タオルを握ると一時期的に血流が停滞しますが、動脈の内皮細胞が血管を拡張させようとしてNOを放出します。
そこで、握っていた手を緩めれば、握る前より多くの血液が勢いよく流れるわけです」（渡辺尚彦先生）
では、ここで国際的に認められている高血圧対策法「タオル握り」のやり方をご紹介しましょう。
ミスター血圧が一押し！タオル握りのやり方
① タオルを３つ折りにしてクルクルと巻く
② ①を強く握らず、３０％程度の力で２分間握る。強く握ると逆効果になるため、軽く握ること
③力を抜いて１分間休憩
④もう１度、２分間握る
コツは、強く握りすぎないこと。
強く握りすぎると、血管が収縮しすぎて、血圧が急激に上がってしまうのです。
その点だけは気をつけて！
『ゆほびか』2022年3月号の特集『血流アップで不調が消える！若返る！』では、タオル握りのさらに驚くべき効果や、やり方を写真つきで詳しく解説。ほか、ミスター血圧が長年の経験から得た、日常生活の中でできる簡単に血圧を下げる方法などもご紹介しています！
血圧を安定させることが、血管の健康には最もたいせつなことと渡辺先生はおっしゃいます。
『ゆほびか』2022年3月号でご紹介している手法はどれもとっても簡単な方法なので、ぜひ日常生活に取り入れて、人生100年の時代をいつまでも健康にお過ごしください！
【ゆほびか2202年3月号の特集一覧】
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