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「勝手にやせていく!」脂肪がガンガン燃える体になると大人気の「1分ねじれ筋のばし」

まだまだ寒い日が続くとはいえ、こう家にこもっている日が続くと、そろそろ気になっていませんか? 

ポッコリした下腹とか、もったりとした背中とか、パツパツの太ももとか……。

とはいえ、つらい食事制限やきつい運動は続かないのが、世の常、人の常。
そこで今回は、たった1分で代謝をグンと上げて、みるみるうちにやせていく方法をご紹介したいと思います。

その名も「ねじれ筋のばし」。

鍼灸師の今村匡子先生(あさひ整骨院日本橋浜町院)が考案したセルフケアです。
体をねじってのばして、関節の動きをよくすることで、勝手にやせる体に変えてくれるポーズを3つするだけです。

しかもやるのは1つにつき、たった1分!

ところで、なぜ、たった1分、ねじってのばしたポーズをとるだけで勝手にやせて、緩んだ体形を引き締めるのか、気になりますよね。

その秘密は細胞の中にいるミトコンドリアの働きにあります。

ミトコンドリアは、体のほとんどの細胞の中に存在しており、脂肪や糖を燃やして、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーの元をつくっています。

そのミトコンドリアが、特にたくさん詰まっているのが、体の奥で姿勢を維持するために使われているインナーマッスルです。

具体的にいうと、お腹や背中、腰まわり、太ももなどの深部にある筋肉です。
これらの筋肉は、骨に直接くっついて、骨格や関節を正しい位置に保持しています。

インナーマッスルが使えるようになると、血流がよくなって筋肉の密度が高まり、ミトコンドリアの数を増やしたり、維持したりできるのです。

このミトコンドリアが、体にため込んだ脂肪や糖をガンガン燃やしてくれるので、体は勝手にスリムになっていきます。

つまり、逆を言うと、インナーマッスルがじゅうぶんに使えていないと、ミトコンドリアの活性が落ち、数も減ってしまうのです。

体が硬い人、冷えている人、姿勢が悪い人は、インナーマッスルが使えていないので、ミトコンドリアの数も減って、当然、太りやすくなります。

これを一気に解消してくれるのが、「ねじれ筋のばし」なのです。

ねじりながらのばすことで、関節の可動域が広がってインナーマッスルがじゅうぶんに使えるようになります。
すると、増えたミトコンドリアが勝手に脂肪を燃やし続けてくれます。
そのため基礎代謝が上がり、脂肪をしっかり消費できる体になるのです。

「1分ねじれ筋のばし」のやり方

では、さっそくやり方の一つ、おなかと太ももやせに効く「ねじれ筋のばし」をご紹介します。


最初は1分、姿勢をとるのが難しいかもしれません。ですが、この難しさが脂肪をメラメラ燃やしているのです!

①ひざ立ちになり、右足を大きく前に出す。かかとより、ひざが前に出ないようにする


②左足首とつま先を真後ろに伸ばし、左太ももを床に近づける

③右ひざに両手をついてひじを伸ばし、上半身を起こして(腰が痛くなければ、そらして)1分キープする。呼吸は自然に行う

姿勢が保てずグラグラする場合は、壁に手をついて行ってもOKです! 

注意点は、前に出したひざが、かかとより前に出ないようにすること。

また、ポーズがきつくて呼吸を止めたり、肩を上げたりしてしまいがちですが、ゆったり自然呼吸をして、肩はリラックスしましょう。


『ゆほびか』2022年4月号の特集『1分ねじれ筋のばし』では、ウエストにくびれが復活し、背中や二の腕がスッキリする「腕ねじ胸のばし」のポーズや、お尻、太もも、ふくらはぎやせに効く「脚ねじ裏のばし」もご紹介しています。

ご興味のあるかたはぜひお手に取ってご覧ください。

ちなみに、記事の担当者はこれを週に3回ほどやっていたら、お正月で2kg増えた体重があっという間に元に戻ったうえ、さらに1kg減ってびっくりしています。

これ、ホントすごいです!