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【能見式頭もみの評判】頑固な痛みが消えた!血圧が正常化!小顔になったと驚きの声続出

その場で症状が改善しびっくりする声が続出!

前回の記事:【能見式頭もみのやり方】痛みを取り病気を防ぐマッサージ「頭の治療地図」大公開

私は患者さんに「頭もみ」のやり方をお教えしたり、ときにはその場で痛い場所をお聞きしたりして、頭部をもんであげることもあります。そうすると、ほとんどのかたが頭をもんだ後、痛みや症状が楽になり、その即効性に驚きます。

首の痛みや肩こり、腰痛、ひざ痛、股関節痛、足首の痛み、手の痛みなど、これまで効果のあった症例は数え切れません。瞬時に症状が和らぐだけでなく、ご自宅で頭もみを続けていただくことで、慢性的な痛みもどんどん改善していきます。

看護師のMさん(70代、女性)は、転倒して右肩を骨折したあと、リハビリ(機能回復訓練)を行って3カ月後に職場復帰しましたが、痛みが続いていました。看護師は力仕事も多いため、利き手が思うように動かせないことはとても不便だったようです。

相談を受けた私がMさんの頭に触れると、ちょうど肩に対応するゾーンに反応がありました。そこで、その部分をもんでみたところ、Mさんは痛みもなく、すんなり右肩を動かすことができるようになり、思わず驚きの声を上げていらっしゃいました。

その後は自分で頭もみを続けて、今では右肩の痛みはまったくなくなったと報告してくれました。長年の肩こりも解消したそうです。

私はリハビリの患者さんとも接していますが、そこでも頭もみの即効性が役立っています。例えば、脳梗塞の後遺症で片方の腕が拘縮していると、リハビリでその腕を動かしてあげる必要があります。

しかし、無理に動かそうとすると、患者さんはとても痛がります。それが、頭もみを行ってから動かすと、固まっていた腕が緩んで、動かしやすくなるのです。リハビリをする側も、される側も楽になるので、理学療法士のかたがたにも勧めて、やり方をお伝えしています。

骨折した足の術後の痛みが消えスタスタ歩ける!

頭もみを行うと痛みが取れたり、動かしやすくなったりするのは、気・血・水の流れがよくなり、滞りがなくなるからです。

骨や関節に異常があると、手術が必要になる場合もあるかもしれません。でも、手術をしても滞りが残ったままでは、どうしてもスッキリとはよくならないものです。

だから、手術をしたのに痛みが続いたり、どこかぎくしゃくした動きになったり、手術した反対の手や脚に痛みが出たりすることがあるのです。

頭もみは、こうした術後の痛みやぎこちない動きも改善することができます。実際、手術をしたにもかかわらず残っている痛み、動かしづらかったひざ痛、股関節痛、腕の痛みなどに効果が表れています。

片側を手術した後、反対の手も痛くて困っていた手根管症候群のかたも、頭もみを行ったら、もう片方は手術することなく改善しました。

滞っていた「気」が流れむくみが取れて小顔に!

流れがよくなるということは、老廃物が排出されるので、便秘やむくみにもよいはずです。

便秘の改善は美肌にもつながります。むくみが取れれば小顔効果も期待できるでしょう。目のゾーンをもんでリンパを流すことによって、目もパッチリと開きます。

そうすれば、おのずと笑顔も増えるはず。笑顔は脳内神経伝達物質であるエンドルフィンを増やします。エンドルフィンには鎮痛・鎮静作用があるほか、多幸感をもたらすともいわれています。美しくなるうえに、体も心も喜ばせることができて、いいことずくめといえます。

滞りがなくなると、体の柔軟性も高まります。試しに、頭もみを行う前と後で前屈をしてみてください。その場で、簡単に体が変わることを実感できると思います。

全身の「気」が流れるようになり、さまざまな症状が治っている!

高かった血圧が正常範囲に下がって安定!

さらに、頭もみは血圧や血糖値の安定もサポートします。もちろん、これらは生活習慣病ですから、食事や運動に気をつけることが大前提です。

一方で、ストレスも血圧や血糖値を上げる要因です。頭もみを行うと副交感神経が優位になり、リラックス効果が得られるので、血圧や血糖値の安定に役立つでしょう。

Eさん(50代、男性)は、最大血圧が160〜170㎜Hgもあり(基準値は140㎜Hg未満)、冬場は毎日の入浴に不安を抱えていました。

ところが、食事療法に加えて頭もみを行ったら、先日の検査で血圧が130㎜Hgまで下がったので、一安心と言っていました。

不快な痛みや症状が消えることで心が安らいだ!

頭もみを行う際のコツは、気楽に、楽しく行うことです。逆に、やめていただきたいのは、「こうしなければならない」と生真面目になりすぎること。

「正しい場所をもまなければならない」「毎日必ずやらなければならない」「1日何回やらなければならない」といった考えは、体を緩めるのには逆効果です。

もむ場所もだいたいでかまいませんし、やり忘れてしまう日があってもいいのです。ただ、「どうせ治らない」とやらないでいたら、何も変化はありません。休み休みでもかまわないので、習慣にすることが何よりもたいせつです。

最後に、皆さんにこんな質問をしましょう。「世界でいちばんかわいいのは誰ですか?」

それはあなた自身です。自分が存在し、眼を開けて見るからこそ、世界はそこにあります。自分が存在しなければ、周りには何もないのと同じです。

ですから、まずは人のことではなく、自分自身をかわいがりましょう。自分自身をいたわる方法の一つが、頭もみにほかならないのです。

この記事は『ゆほびか』2022年7月号に掲載されています。

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