七福神の一柱でもある弁財天は金運の神様
日本で金運の神様として知られるのが弁財天(弁才天)です。七福神の一柱でもあります。
この弁財天に願いを伝えるための言葉が「オンソラソバテイエイソワカ」です。
これは、密教の真言(心の中に神を感じるための呪文)で、弁財天に向かって唱えるためのものです。
金運アップを望むなら、この真言を唱えて弁財天とつながることが近道になります。
神道ではなく密教の真言なのは、弁財天がユニークな成り立ちの神であるため。
もともとヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティが仏教や神道に取り込まれた際に付けられた呼び名です。
サラスヴァティーは芸術や学問を司り、水と豊穣の神でもあります。
それが日本に伝わる中で、同じく水と関わりの深い日本神話の市杵島姫と同一視されるようになるのです。
市杵島姫は、天照大御神と須佐之男命の誓約のさい、須佐之男の剣から生まれた宗像三女神の1人です。
こうして、神道や日本の民間信仰とも融合し、日本の弁財天はインドや中国とは異なる金運の神様という性格が加わりました。しかし、経緯はともかく、金運を願うときに真っ先に思い浮かべるべき神様であることには間違いありません。
日本三大弁財天
弁財天(または市杵島姫)をお祀りする神社は、日本全国に相当数があります。中でも力のある日本三大弁財天は下記です。
● 竹生島神社 (滋賀県・竹生島)
●厳島神社(広島県・厳島)
●江島神社 (神奈川県 江の島)
私のイチ推しは、江島神社です。
足を運べる土地にお住まいならぜひ訪ねていただきたい神社です。
遠方のかたは、まず、近所で弁財天を祀る神社を探されてみてはいかがでしょうか。