不二阿祖山太神宮(ふじあそやまだいじんぐう)は、富士山のふもとに鎮座する、富士山信仰の中心とされる古社です。日本最古の神社ともいわれ、不思議な雰囲気をまとい、神秘体験の報告も多い場所です。本稿では、私が不二阿祖山太神宮で体験した神霊との邂逅を、写真とともにリポートします。
不二阿祖山太神宮
●山梨県富士吉田市大明見3537
主祭神は元主一太御神(もとすはじまりおおみかみ)御親元主国万造主・国常立太御神(みおやもとすくによろずつくりぬし・くにとこたちおおみかみ)元主天照主日太御神(もとすあまてらすひおおみかみ)。三柱鳥居や「∞(無限大)」の道は神秘体験スポットとして著名
③ご祭神の光体を撮影!
ご祭神を映像に収める旅の初めに見た予知夢
私は、太神宮のご祭神のお姿を映像に収めるべく、泊まりがけで太神宮に参ることにしました。分杭峠を守る二大神霊が撮れたのは、いずれも夜中だったという経験からです。
早速、ネットで宿探しをすると、電話番号がゾロ目のビジネスホテルがヒットしました。0555―××―8888。富士吉田市の市外局番が5の3つ並ぶゾロ目で、このホテルはさらに下4桁が8のゾロ目。
龍の解説本によれば、龍からのメッセージの一つに数字のゾロ目があり、最高は8のゾロ目とのこと。金龍のお導きかと、宿を決めました。
出発日の早朝に、夢を見ました。蓮池の前で隣の男性から「池に入ってレンコンを収穫するのですよ」と声をかけられ、気づくと胴付長靴を履いている。すると、池の水が急に澄んできて「さあ、池に入ろう」というところで目覚めました。
昼過ぎ、太神宮に到着し、すぐにご祭神にご挨拶。空に輝く太陽を撮影すると、前回と似たUFOが写り、心の中で感謝しました。
まっすぐホテルに向かうには少し早いので、近所にある太神宮本部を訪ねることにしました。
地図を頼りに車で路地を走って、ようやく辿り着いてみると、本部は明見湖と呼ばれる大きな蓮池のほとりにあったのです。
しかも、同じ湖畔には「はす池体験工房」なる教育施設があるではありませんか! どうやら、今朝の夢は予知夢だったようでした。
ホテルで夜間撮影した暗闇に写っていた存在
ホテルで夕食ののち、とっぷり日が暮れた夜8時半ごろ、太神宮に向かいました。本殿を望む場所に立ってみると、照明がされていて逆光になっています。経験上、これでは神霊の夜間撮影が不可能です。
がっかりしていると、左手の小さな池からカエルの鳴き声が聞こえ始め、さらに、本殿の右手の林から、獣のうなり声が聞こえてきました。
しばしその状態が続いた後、私が柏手を2回打ち「帰ります」と宣言したところ、カエルと獣の声はぴたりと止んで、静寂が戻りました。これは何を意味しているのか……。
ホテルにいったん戻り、翌朝午前3時半に再度、太神宮に出向く予定を決めて休みました。部屋はビルの5階、外は渓流と林です。午前0時頃、何か窓の外が気になりました。起きて窓を開け、暗闇に向かい数枚の写真を撮影しましたが、特筆すべきものは写っていないようでした。
午前3時半に再び太神宮を訪問。照明は消えていると踏んでいましたが、ついたままでした。参拝客の安全面からは敬意を表しますが、夜間撮影は実質不能でした。
数日後、ホテルで夜間撮影した動画を念のために精査したところ、最後の1枚の左下の隅に、白い霊体が写っているのに気付きました。
最初は静止しており、フラッシュ光が終わって暗闇に戻ると、長細い2本の棒状になって上昇していきます。暗闇で自ら光る霊体は珍しく、非常に霊格が高いはずです。
最初の静止画を拡大してみると、2柱が白く光っており、うち1柱の光に多くの霊体が続いています。
太神宮のご祭神は、主祭神に副祭神を合わせて多数おられます。おそらく、その一部が集団で挨拶にお出ましくださったのでしょう。
カエルの鳴き声と獣の唸り声は、「ホテルに戻ってください。こちらから出向きますから」というメッセージだったのかもしれません。
はす池体験工房で写り込んだ多数の霊体
次の休日、ご祭神への御礼とお詫びを兼ねて、太神宮に参りました。この日も晴天に恵まれ、太陽を撮ると、またUFOが確認できました。
その後、東京に戻るため、高速のICに向かいました。しかし、明見湖に呼ばれているような気がし、急遽、立ち寄ることにしました。
何気なく、はす池体験工房の玄関を撮影すると、太陽光が放射状と同心円状の虹色の網目模様を作り、その光の層に、いくつもの円形の霊体が重なり合って写っていました。ご挨拶へのご祭神の返礼のようです。後日、明見湖は「富士八湖」の一つで富士山信仰の禊の場だったと知り、一連の流れに納得しました。
そして、さらに後日。太神宮の顛末をあるかたにお話しすると、「はす池体験工房の近くに、徐福の像がありますよ」と教えられました。
そこで、次に太神宮を訪れた際、明見湖にも立ち寄りました。湖畔から坂道を上った住宅地内に、小さな徐福公園と、徐福の石像を確認できました。そこは、初めて車で明見湖を訪れたときに、迷って遠回りした道路の脇でした。
最初に徐福と接近遭遇していたのかと、感慨深く石像を眺めているうち、こんなことが頭に浮かんできました。「ひょっとしたら、予知夢の中で隣から声をかけてきた男性は、徐福だったのでは?」