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【斎藤一人】人生が丸ごとうまくいく、心のモヤモヤが晴れる「ご神木の話」(3)

2021/02/20

斎藤一人さんは、全国累積納税額日本一の大実業家であるとともに、
人生哲学をわかりやすく説く大ベストセラー作家でもあります。

今回は2017年4月9日、東京のグランドプリンスホテル新高輪・飛天の間にて行われた「斎藤一人愛弟子出陣式」において、一人さんがお話しされた内容をご紹介します。

貴重なお話を、ぜひお楽しみください。

この記事は2017年のトークを基に構成されています。

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「全力」は持てる力の7割、残り3割は遊びだよ

 あとね、恵美子さん(柴村恵美子さん)は、講演会で「だいじょうぶ」という話をしてるんです。

 この話はオールマイティなの。

「親の過干渉」ってよく言うでしょ? 親が子どもを異常に心配しすぎるのと、かまいすぎるんだよね。

心配性の親に育てられると、その子は心配性になっちゃうの。また、そういうところってね、心配性の人がいっぱい集まってくるの。

 だから、恵美子さんの「だいじょうぶ」っていう話は、すごくいい話なんだよね。心配しなくても、だいじょうぶだよっていうことを話しているんです。

 それからね。純ちゃん(千葉純一さん)がこれから講演する内容が「無理しない」っていう話なんです。

 無理しない――なぜかと言うとね、成功ってね、無理しちゃダメなの。

例えば、サラリーマンの人でも、70%以上の力を出して仕事しちゃダメなんです。悲壮感が漂ってくるから。

 だいたい、いちばん人間がうまくいくのはね、70の力なの。30は遊びなんです。だから、この30を持ってないとダメだよ。

 それから、無理というのは、道理が合ってないということなの。無理しちゃダメだよ。

 純ちゃんに、この前言ったんです。

 オレたち、下町の生まれじゃない? 下町ってスゴくいいんだよ。

 最近、純ちゃん、お金持ちになったら、ホテルでも何でも、一流のとこし
か泊まらなくなったんだよね。そこに無理があるんだよ(笑)。

「一人さんが回転寿司を食べるんですか?」って聞かれると、食べるから「食べるよ」って言うんです。「吉野家行くんですか?」って聞かれると、「行くよ」って。

 そういうふうに言うと、なかには「夢が壊れる」っていう人がいるんだよね(笑)。

 他人に夢を見るなよって(笑)。私は、回転寿司も牛丼も食べたいんです(笑)。

自分って自分としてしか生きられない。他人にはなれないんです

 信ちゃん(宇野信行さん)がね、昔、「一人さんみたいになりたいんです」って言ったことがあるのね。

 そのとき、私が信ちゃんに言ったことは「一人さんみたくなるって、できないよ」って。

 なぜなら、この会場にいる人、全部修行が違うんです。目の形も違うの。

 簡単に言うと、皮膚をこうやってこそぎ取ってDNA検査すると、全員、日本人全国民、1人ひとり違うんです。細胞も違うの。脂肪も違う、顔も違う、全部違うの。

 だから、人は他人にはなれないの。だから、一人さんみたくなることはできないの。私は信ちゃんみたくなることもできないの。

 簡単に言うと、猫に向かって、「お前は将来トラになるんだ」とか言ってもなれない(笑)。タンポポに向かって、「お前はバラとして生きろ」とかって言われても困っちゃうよな(笑)。

 私たちは全員、自分は自分としてしか、生きられないんだよね。だからと言って悲嘆にくれなくていいんです。

 誰でも自分の花を咲かそうという気でいるなら、ちゃんと咲くんだから。

 一人さんは一人さんとしての花を咲かせてるんです。恵美子さんは恵美子さんとしての花を咲かせてるの。

 ウチのお弟子さんたち、みんなバラバラなの(笑)。よくもまあ、これだけ意見の合わない人間が集まったなあって。

 そうじゃないよ。元々、バラバラなの。

「一人さんのお弟子さん」と言っても全員違うの。

 ときどきね、「一人さんのお弟子さんなのにこんなことをする人いるよ」とか、「あんなことする人いるよ」とかって言うけど。未熟だから弟子になったんです。もし、優秀だったら、オレが弟子になってる(笑)。

 みんな未熟だけれど、仲間どうし、手を取り合ってね、少しずつ、少しずつよくなってるんです。

10年前より、確実によくなってるんです。

次回に続きます

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