体内静電気で血液がドロドロになる
いつも体調が悪い、体がだるい、やる気が起こらない、治療をしても病気がよくならない──そのような人は、体内に静電気がたまっているのかもしれません。
静電気というと、冬場に金属などに触れたときにビリッとくるのを思い浮かべる人が多いと思いますが、それは「体表静電気」です。日々、知らず知らずのうちに体内にたまっている「体内静電気」とは別物です。
体内静電気は、さまざまな病気の元凶になっています。私たちは生きているだけで、常に体内で静電気を発生させています。例えば血管内では、血流が血管壁をこすったり、血液成分である赤血球と白血球がぶつかり合ったりするとき。気管内では呼吸をするとき。消化管内では、食べ物が通っていくとき。
要は、ものが触れ合うと静電気が発生するのです。その静電気が体内にたまると、赤血球が電気的に引き合うようになり、くっつきあって肥大化します。その結果、血液はドロドロになり、流れが悪くなります。
脳には静電気がたまりやすい
ドロドロの血液は高血圧の原因となります。また、血管を劣化させ、狭心症や糖尿病など生活習慣病の引き金になる動脈硬化を促進させます。
特に脳は、体のどの部分より血流が盛んです(約25倍)。しかも脂質が多いために、静電気の貯蔵庫になります。すなわち脳内は、静電気の放電が起きやすいというわけです。
それにより脳の神経細胞がダメージを受けると、脳血管性認知症やアルツハイマー、あるいはうつ病などの神経性疾患につながっていく可能性が高まります。
あるいは、静電気の放電が遺伝子を直撃すればがん細胞が生まれたり、リウマチなどの自己免疫疾患になったりすることもあります。あるいは、膵臓で放電すれば糖尿病、目で放電すれば視力低下、老眼、白内障などになるかもしれません。また、酸素と反応した場合は活性酸素になり体を錆びさせます。
このように、「体内静電気が原因で病気になる」という真実を多くの人に知っていただきたく思います。
スマホが原因で大量の体内静電気が発生!
新型コロナウイルスが流行してから、外に出る機会がぐっと減った人がおおぜいいらっしゃる昨今。コンクリートの壁に囲まれたマンションの一室で、電磁波を垂れ流すパソコンやテレビ、スマホにべったりの生活を送る人も多いでしょう。
こうした生活を送っていると、静電気はどんどん体内に蓄積される一方です。特にスマホは、電磁波の発生源と脳の距離が近いので、体内静電気が発生し、蓄積する量も多くなります。
そこで、体内静電気を由来とする病気を防ぐために、これまで以上にこまめに行っていただきたいのが「アーシング」。体内の静電気を体外に抜く習慣です。
やり方は簡単で、裸足で地面に立つだけです。これだけで、静電気は地面に逃げていきます。屋外で裸足になるのが難しい場合には、手で土や水に触れるだけでもいいでしょう。
効果的に体内静電気を抜くことができます。ただし、体内静電気は1度抜いてもまたどんどんたまるので、できれば毎日数回、少なくとも1日おきには、短い時間でもいいので放電する習慣が必要です。
長年のうつとパニック障害が解消
アーシングで健康を取り戻した人は、実際におおぜいいます。中心性漿液性脈絡網膜症(※)という目の病気を発症した36歳の男性は、眼科医から完治しないと告げられていました。
※網膜の中心部分である黄斑部が腫れて、部分的な網膜剝離が起きた状態となり、視機能が低下する病気。軽度の視力低下、遠視、視野の中心が暗い、モノが歪む、小さく見える、色覚異常などの症状が出る、30~40代で発症する例が多い
しかし、放電を1年半続けた結果、黄斑部にたまっていた水が減って、症状が改善してきたといいます。
このほかにも、ひどいアトピー性皮膚炎の症状が劇的によくなった、20年来のパニック障害とうつが解消した、ヘモグロビンA1c(糖尿病の検査値の一つ)が下がってきた、子宮内膜症が軽快した、むくみが取れて顔と体がすっきりした、薄毛が改善した、老眼や白内障がよくなった……など、喜びの報告はこれまでに数えきれません。
心身の健康は静電気の除去からです。ぜひ皆さんも静電気を抜く習慣をつけましょう。アーシングのほかにも、ミネラルの多い食事を心がけると静電気は抜けやすくなります。
それから、水は電気をよく通すので、水道水で頻繁に手を洗ったり、お風呂に入ったりするのも有効です。
また就寝中は、布団やパジャマとの摩擦から帯電し、体内静電気をためやすいものです。起床したらまずシャワーを浴び、ミネラル分をたっぷり含む野菜ジュースを飲む習慣をつけていただきたいと思います。効果的に体内静電気を防げます。
慢性的な症状がある、なんとなく体調がすぐれない、という人はぜひ体内静電気を抜いてみてください。長年の症状が気にならなくなったり、体調がよくなったり、確かな効果に気づくのではないでしょうか。