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脳のお金持ちスイッチが入る「金運台詞」後編 ~メンタルトレーナー梯谷幸司が伝授!

お金持ちはメタ無意識に必要性を与えている

「お金が欲しい」という場合も、「お金がないと不安だ」というメタ無意識があると、潜在意識が不安な現実を引き寄せてしまい、お金は集まってきません。

 しかし、お金持ちは「生きる目的を達成するためには、これだけ経費がかかる。だから、これだけの年収が必要だ!」と宣言し、お金が集まる強い必要性をメタ無意識に教え込んでいます。

 その結果、お金へのアンテナが立ち、脳が有益な情報や人脈を集めてくるようになるのです。まずは言葉によってメタ無意識を変えることが、お金持ちへの第一歩です。

金運台詞をつぶやくとお金が集まってくる

前回はこちら

 ここからは具体的に、メタ無意識を変えてお金持ちになるために、毎日の習慣にしてほしい「金運台詞」をお伝えしましょう。

①大きな目的をつぶやく

 お金に恵まれるには、できるだけ大きな目的を設定することが大切です。脳は、当人の本気度と必要性が高いことを優先して処理します。大きな目的はお金が集まる必要性を作るので、目的が大きいほど、お金が入ってくるのです。

「世の中すべての人を幸せにする商品(料理、絵、アクセサリーなどなんでもOK)を作る」

「世界中の人を笑顔にするビジネスを手掛ける」

「自分の力(才能、スキル、魅力、得意なこと)で世界中の人をリラックス・笑顔にさせる」

 などの目的を作り、金運台詞としてつぶやきましょう。

 このとき、「私はただの主婦だから」「俺には世界を変えるような力はないし」などと恐れを持つ必要はありません。先ほどもお伝えしたように、当人の現在の能力や立場は関係なく、どんな言葉でメタ無意識を変えていくかが重要なのです。

 自分がほんとうにやりたいと思っていることを、少し拡大して金運台詞に織り込むとよいでしょう。日常的につぶやくとともに、寝る前につぶやくことも忘れないでください。寝る前のつぶやきが睡眠中にメタ無意識に刷り込まれ、強化されやすくなります。

 ちなみに私は今、「どうすればコロナを終わらせることができるか」と毎日、寝る前につぶやいています。すると、次第に医療関係者から情報が集まるようになり、海外からも相談が来るようになりました。そこから不思議なご縁が繋がり、なんとアメリカ大統領の親族からセッションの依頼が入るまでになったのです。

 コロナを終わらせるという大きな目的を持って、言葉に出していると、勝手に情報も人脈も集まってくるようになったわけです。

②日常の行動時につぶやく

 貧乏な人は、日常の生活習慣でのメタ無意識がすべて「問題回避型」になっているのが特徴です。例えば歯磨きのときに、「何のために歯を磨くの?」と自分に聞いてみましょう。「虫歯になるのがイヤだから」と答える人は、残念ながらお金が入ってこない人です。

 お金持ちなら「口腔から頭に刺激が伝わり、ビジネスアイデアが出てきて売上げが上がるから歯磨きをする」といったふうにつぶやきます。
 理屈っぽい方便と思われるかもしれませんが、このつぶやきを歯磨きのときに2週間続けていると、「歯を磨くときはアイデアを出さなきゃ」と脳が動き出してくれます。

 日常のどんな小さなことでも、人生の目的に言葉を結び付けて、前に進んでいる感覚を増幅させていきましょう。すると勝手に脳が動いて、メタ無意識の形どおりに現実が創られていきます。

 トイレに行くときも、「デトックスにより、古いものが流し出され新しいアイデアが湧く。だからトイレに行くのだ」などとこじつければ、本当にトイレに行くとアイデアが湧くようになってくるのです。

トイレに行くときでさえ金運台詞のチャンス!

③支払い時につぶやく

 先ほどもお伝えしたように、お金を使うときは「私はこういう目的を達成する、そのために〇〇代を払う」とつぶやくことも続けましょう。

「コーヒー1杯に500円を払うことで、リフレッシュでき、頭が冴え、生きる目的に向かって進むことができた!」と目的のために前に進んでいる感覚と、お金は自分でコントロールできるものという感覚を強化することで、お金が集まってくる人になれます。

④収入の上限をつぶやく

 収入を上げたい人にぜひ試してほしい、効果てきめんのスキルがあります。それはなんと、言葉で「収入の限界」をコントロールすることです。お金持ちになりたい人は「お金はいくらでも欲しい」と考えがちですが、それではダメです。

「年収1000万円欲しい」と言うのは、「宝くじが当たったらいいな」というくらい受け身の願望で、脳は本気度を感じてくれません。本気にならなければ、脳は動いてくれないのです。

 しかし、「年収1000万円以上はいらない」とつぶやくと、「1000万円近くは必要だ」という前提があると脳が判断するため、脳が必要性を感じて動き出すのです。

 そして年収1000万円に近づいたら、今度は「年収3000万円以上はいらない」と金額を上にスライドさせていきます。 このように、収入の限界は自分でコントロールするものだという前提があれば、収入をどんどん増やしていくことができるでしょう。

意外な落とし穴あり!金運を遠ざけるNGワード

 一方で金運を遠ざけるNGワードがあります。それは、「頑張る」「努力する」「目指す」の3つです。

 例えば、机の上の赤ぺンを取るという行動を考えてみましょう。「赤ペンを取ろうと頑張ってください」と言われて、赤ペンを取ることはできるでしょうか? 「取ろうと頑張る」ように指示されたのですから、この目的は「頑張る」ことであって「取る」ことではありません。

 つまり、ペンを取ろうと頑張ることと、実際にペンを取ることとは別なのです。「努力する」「目指す」も同じです。体験の途中に焦点を当てるのではなく、「何のために」という目的基準をはっきりさせることが、脳がお金を集めやすくする基本です。
 以上を実践して、メタ無意識が変われば、お金がざくざく入ってくる体質になれるでしょう。

(おわり)

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