※本記事は『ゆほびかGOLD vol.33』(2017年刊)掲載記事を再編集したものです。
質問力を磨き高める質問の仕方・受け方
皆さん、こんにちは。一人さんです。
今回のテーマは、「質問力を磨いて人生を大逆転させる」です。
「人生を大逆転させるって何ですか?」と言うとね、自分の悩みを自分で解決できるようになることだと、私は思っているんです。
出てきた問題、出てきた問題に、答えが出せるようになったら、悩みのない人生になっちゃうんだよね。
「そんなことが本当にできるんですか?」って、もちろん、できます。
「現実に、できない人のほうが多くないですか?」って、できない人は「できない」と思い込んでるの。もっと言うとね、頭の中に「できない」が入ってるだけなんです。
頭の筋トレじゃないけど、頭を使っていると、だんだんできるようになってくるんです。
剣道でも、ボクシングでも、日頃、鍛錬しているから、相手にやられても、スッとよけることができるんです。
それと同じように、脳も訓練しなきゃいけないんです。日頃から、どんな問題に対しても対処する訓練をしていれば、何か困ったことが起きたときでも、サッと答えが出るようになるからね。
出てきた問題、出てきた問題に最高の答えを出せるコツを皆さんにお伝えさせていただきます。
ところで、私の話の中には、不思議だなと思われるようなこともあるかもしれませんが、一生懸命お話しさせていただきますね。
それでは、よろしくお願いします。
Q1 質問力を磨き高める質問の仕方・受け方
最近、斎藤一人さんは1つの質問や悩みに複数の人が答えを考える講座のようなものをなさっていらっしゃるということを、お弟子さんの講演会でお聞きしました。このことは人間関係を磨くうえでも大いに役立つと感じました。
質問をするスキルを磨いておくと、相手の考え方にも心を配れるようになると思います。また、自分が質問を受けたときにどう答えると、相手にとって解決のヒントになるかが自ずと見えてくるように思っています。
人づきあいに役立てるため、相手にも自分にも役立つ質問の投げかけ方、また、相手の質問の受け止める力の磨き方について、お教えいただけましたら幸いです。
A1 他人の悩みに答える癖をつけておくんです
ご質問、ありがとうございます。それでは、お答えします。
今うちで、「生成発展塾」というのをやっているんです。この塾では毎週1つ質問や相談事が出て、それに対して塾生さん、塾長さん、そして私も、それぞれ答えを考え、発表するんです。
こうやって第三者の悩みに対して答える癖をつけておくと、自分に何か問題が起きたときもスッと答えが出てくるようになって悩まない人生になるよというのがこの塾の目的なんです。どの答えが正しいかを決める、というのではないんですよ。
ほとんどの質問には、いろんな答えがあるから、多くの人は「どれが正しいだろう」「どれがいいだろう」って、正しい答えを探すんだけど、その間が悩みなんですよ。同じ質問にみんなで答えていると 「こんな答えもある!」「あんな答えもある!」という発見が楽しくて、だんだん答えが練られてくるんです。
それと、例えば子どものいない人が子育ての悩みに答えたり、社長じゃない人が会社経営の相談に乗ったりするんです。普通だったら、そんなことは考えないでしょ。
一見、自分に関係ないようなことに答えるというところに、頭がよくなるというか、知恵が出てくるんです。
「私には関係ないから知らない」じゃなくて、「自分ならどうする?」って考える癖をつけていくと、だんだん〝いい答え〟が出てくるようになりますよっていうことです。
はい、以上です。