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【斎藤一人】思いもよらない問題解決法が見つかる「スゴい質問ゲーム」(2)

2021/07/06

※本記事は『ゆほびかGOLD vol.33』(2017年刊)掲載記事を再編集したものです。

質問力を磨き高める質問の仕方・受け方

皆さん、こんにちは。一人さんです。

今回のテーマは、「質問力を磨いて人生を大逆転させる」です。

「人生を大逆転させるって何ですか?」と言うとね、自分の悩みを自分で解決できるようになることだと、私は思っているんです。

 出てきた問題、出てきた問題に最高の答えを出せるコツを皆さんにお伝えさせていただきます。

 それでは、よろしくお願いします。

前回Q1を読む

Q2 「ひとり禅問答」の上手な活かし方

 私は「とは問答」という心の鍛練法を実践しています。これは、「人生とは」「お金とは」「仕事とは」「夫婦とは」といったように、1つのテーマに沿って、「人生とは、〇〇である。なぜなら一度きりのものだから」といった感じで、〝ひとり禅問答〟のように繰り返し、物ごとの真理を探究するという訓練です。

 このようなやり方について、斎藤一人さんはどんな印象をお持ちでしょうか。そのお考えをいただけましたら幸いです。

 また、このような問答を行う際に、何かアドバイスを頂戴できましたら幸甚です。

A2 〝世間禅問答〟にしてやるといいですよ

 この「とは問答」というのはね、それ自体はすばらしいんです。ただ、失敗する例もあるんです。

 例えば、「お金とは」と考えたとき、「お金は余分に要らない」とかね。「天下の回りものである」とか、正しい答えが出る。正しい答えが出るから「正しい」と思うんですよ。

 トルストイだったと思うけど、世間の人は彼の奥さんのことを「最悪だった」って言うんです。どうしようもない悪妻だった、てね。

 でも、トルストイはお金を稼いでも寄付やなんかして、畑を耕して貧しい生活をして、「人はそれでじゅうぶんなんだ」っていう考えだったんです。

 世間の多くの旦那さんは、「うちの奥さんは最悪だ」って言うと思うんだけど、お金をたくさん稼いでも、奥さんは使えないようにしちゃう旦那さんだって、奥さんにしたら悪亭主なんです。

 自分のことだけ考えてちゃダメだからね。そのことを「とは問答」の中に入れたらいいと思うよ。「自分ならこう思うけど、奥さんならどうだろう」「世間ならどうだろう」って感じで。そうすると、いろんな答えが出てくるからね。

 だから、〝二人禅問答〟にしたり〝三人禅問答〟にしたりして、世間はどう思うだろうかという〝世間禅問答〟にしてやらないと、視野が狭くなっちゃうから気をつけてねということです。(一人さん)

(次回Q3に続きます)

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