皆さん、こんにちは、一人さんです。今日は、はなちゃん(お弟子さんの舛岡はなゑ先生)と二人で、「運をつかむ」ということについてお伝えします。きっと、皆さんの役に立つと思って、一生懸命お伝えしていきますから、楽しみながら読んでください。
あと、いつも言うことなんだけど、私の話には「不思議だな」と思うようなこともあります。信じる、信じないは皆さんの自由なんだけど、全部本当のことですからね。そう思って読んでくれたらうれしいです。
●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.43(2019年刊)の記事を再編集したものです。
その① 軽~く考えていたら、絶対なんとかなるんです
その② 英語ができなくたって全然大変じゃないんだよ
その③ 自分には魅力があると思うだけでいいんです
その④ 自分の幸せがみんなの幸せにつながるんです
その⑤ 「私、めっちゃ運が強いんで」を口ぐせに
その⑥ 思い込みの強さがズバ抜けた強運を作るんだ
その① 軽~く考えていたら、絶対なんとかなるんです
舛岡はなゑ(以下、はなゑ) おかげさまで、私は全国で講演会に呼んでいただくのですが、なにか問題が起きたという人に対して、いつも「軽く考えてね」って伝えています。
なぜなら、みんな物事を重く考えすぎだなと感じるからなんですよね。深刻すぎる。
斎藤一人さん(以下、一人さん) これは本当にそうなんだ。生きていると、いろんなことが起きるよね。
で、みんな何か問題が起きると、真剣な顔をして「どうしよう、どうしよう」って。
あのね、そんなに難しく考える必要はないんだ。
なんとかなる、なんとかなるって軽く考えていれば、絶対になんとかなるの。一人さんは以前に『斎藤一人 絶対、なんとかなる!』っていう本を出したんです。
だから、世の中、なんとかんなるようになってるの。
宇宙の摂理では、自分の思っていること、考えていることが未来を作るから、何か起きたときにあなたが「どうにもならない」なんて考えちゃうと、ますます悪い状況を呼び寄せるだけなんだ。わかるかな?
うまくいかないのは、人生を重く考えすぎるからなの。
はなゑ 皆さん、きっと真面目なんですよね。軽く考えるといいと頭でわかっていてもできない。
一人さん 人生って、深刻になればなるほどうまくいかないの。
それなのに物事を重く考える人って、小さいときから親や先生にそう教え込まれてきたんだよね。人生は簡単じゃないとか、軽く考えると足元をすくわれるとか。
でも本当は、何でも軽く考えるのが正解なの。初めてのデートで、女性の手を優しく握るような感じで、軽~く考えたらいいんだ(笑)。
それでうまくいくんですかって、むしろそうじゃなきゃうまくいかないよ。
一人さんが「あなたの考えていること、思っていることが現実になるよ」って言うと、急に深刻な顔になって、「私は考えを改めなきゃいけない」とかって考え込んじゃう人がいるの。
あのね、真剣に考えちゃいけないんだよ。なぜなら、その「真剣にしないとうまくいかない」という思い込みが、どんどん悪い出来事を引き寄せちゃうから。
運のいい人とそうじゃない人の違いって、そこなんです。一人さんは、日本でいちばん運がいい人だって思っているんです。そのためには、起きた問題に対して、軽~く考えること。日本一運がいい私が言ってるんだから、これって絶対ですよ。
目的のためには人から誤解されても平気なんです
一人さん 一人さんが小学生のとき、学校の授業で果物の種を調べることになったんだよ。
授業で使うから、それぞれの生徒が、種がある果物を持って行くことになったわけ。
で、家に帰っておふくろにこう言ったの。
「学校から、バナナを持って来るようにっていうお知らせがあったよ」
実はその頃、バナナはものすごい高級品だったんだ。
で、今、私たちが食べているバナナってね、品種改良をされているから種がないの。果実をよく見ると、中心部に小さな黒いツブツブがあるんだけど、それは種の名残りで、発芽能力はないらしいんだよね。
そんなことはおかまいなしで、私はバナナを持って行ったんです(笑)。だって、授業で種を調べ終わった後は、それぞれ持参した果物を食べていいことになっていたから。私は、授業とか関係なく、バナナが食べたかったの(笑)。
そうしたら、みんなはリンゴとかミカンとか、手に入りやすくて種のある果物を持って来ていて、一人さんはみんなからバカにされたの。「斎藤君は、バナナに種があると思ってる」って。要は、頭が悪いと思われたわけ。
だけどね、私は全然平気。バナナが食べたかったから、その目的のためなら平気でバカにされることでもしちゃうの(笑)。
そのときの一人さんにとっては、バナナを食べることのほうが大事なんだ。この意味、わかるかな?
はなゑ 心の声を最優先したってことですよね?
一人さん そういうこと。バナナの件は、私からすれば軽いジョークなの。
だけどみんなには、そのジョークができない。周りからバカだと思われるんじゃないかとか、先生に叱られるんじゃないだろうかっていう恐れがあるから。
俺にとって、その程度のジョークに恐れなんかないし、軽く考えているから、誤解されようがどうしようが関係ない。笑っていられるんだ。
で、その感覚を仕事にも持ち込むから、何をしてもうまくいくの。普通の人が見ようとしないことに自然と目が向くから、大成功しちゃうんだよ。
みんな真剣になりすぎて、人と違うことをしようとしない。
それで人より成功しようだなんて、無理な話だよね。
(次回その②に続きます)