【斎藤一人】【言霊】人間関係の壁を破る言葉②

斎藤一人さんは、全国累計納税額日本一の
実業家として知られています。
1993年から、納税額12年間連続ベスト10入りという
日本新記録を打ち立て、
累計納税額も、発表を終えた2004年までで、
前人未到の合計173億円を達成しています。
また、斎藤一人さんは、著作家としても、心の楽しさと、
経済的豊かさを両立させるための著書を、
何冊も出版されています。
今回は、誰もが遭遇する人生の壁にぶつかったとき、
その壁を打ち破って道を切り開くための
お言葉を教えていただきました。どうぞお楽しみください。

●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.20の掲載記事を再編集したものです。

人間関係の壁を破る言葉②

世の中、とにかくがんばらない人が多いんです。

で、「自分のためにがんばれ」って言ったら、「自分はこんなもんでいいんです」とかって言うんだよね。

だから、「愛する人のためにがんばれ」って言ったら、今度は「愛する人がいないんです」って（笑）。

ともかく、なんでもいいからがんばってみるといいよ。自分のためでも家族のためでも、親のためでもいいから。なぜかって言うと、この星は行動の星なんです。

行動しないこと自体が失敗なんだよね。がんばるっていうとき、私たちは顔が晴れるって書いて「顔晴る」っていう言葉を使っているんです。これは、顔が晴れて、晴々とした感じでやったほうが幸せだよって言うことですよ。

ともかく、最近の人って働くことが嫌いな人が多いんです。こんなに働くのが嫌いな人ばかりだったらさ、ちょっと働いたら、すごい出世するから、チャンスなんですよ。

それから、たいていの人って、人生で就職試験とか学校の受験ぐらいしか戦いってないよね。

私たちみたいな起業家って、毎日が戦いなんです。でも、働くのって、こんなに大変なことなんだって、みんながやめていったら、弱い人間ばかりが育っちゃう。

この国の先行きが楽して弱くなって、苦労するのは自分たちなんです。わかるかな。

昔は、今川が攻められると徳川家に戦いに行かせるの。で、勝っても負けても恩賞もなかったんです。ただ働きさせてたんです。そしたら、秀吉が足軽のころ、それを聞いて、「そんなことしたら徳川家だけが強くなっちゃう」って。

わかるかい？　「損しちゃう」じゃないんです。戦うことをやめると弱くなってしまうんです。

それでも世界とは競争しないといけない。中国も台頭している、韓国も台頭している、いろんな国が台頭してきているときに、日本人だけがこんなに楽してちゃダメなんです。

戦いって楽しいんです。戦いって言ったって、殺し合うわけじゃないんだから。試験を受けること、落ちること。落ちちゃいけないわけじゃないんですよ。落ちることもあるの。
でも、嫌なことばかりじゃなくて楽しいこともあるんです。例えば、そこで友情がわくこともあるんです。

最近は、運動会なんかも１着２着を決めないで、みんなで手をつないでゴールしよう、とかね。全員がお姫様をやる学芸会とか。すごいよな。

昔は、受験とかで推薦もらうことってすごかったんです。それが、今じゃこんなに推薦されちゃう世の中って、ある意味すごいよな。

この言葉も、やってみるとわかるよ。人はまだまだがんばれると思うから言ってます。やってみてください。

以上です。

斎藤一人

（人間関係の壁を破る言葉①へ続きます）