【斎藤一人】【言霊】仕事の悩みを破る言葉③

斎藤一人さんは、全国累計納税額日本一の
実業家として知られています。
1993年から、納税額12年間連続ベスト10入りという
日本新記録を打ち立て、
累計納税額も、発表を終えた2004年までで、
前人未到の合計173億円を達成しています。
また、斎藤一人さんは、著作家としても、心の楽しさと、
経済的豊かさを両立させるための著書を、
何冊も出版されています。
今回は、誰もが遭遇する人生の壁にぶつかったとき、
その壁を打ち破って道を切り開くための
お言葉を教えていただきました。どうぞお楽しみください。

●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.20の掲載記事を再編集したものです。

仕事の悩みを破る言葉③

よく、「もうちょっと若ければ」とかって言う人がいるんです。じゃあ若いときはなにしてたんですか。いきなり年取ったの？　いきなり60になったの？　違うんだよね。

やりたいことって今やらないとできないんです。

「いつやるの？」って聞かれて、「来年やる」って言って、やった人いないよ。今すぐできなくても、計画を練るとかできることがあるんです。計画を練るのも行動のうちなんです。だからなにかしないと、いつまでもできませんよ。

年を取ってから、「俺ももう少し若ければな」って言うのって、寂しいじゃない。そんなのもったいないよ、っていう話です。

そういう人がいたんです。「もう少し早く聞いてれば」って。今聞いたら今がいちばんいいの。今が天のときなの。ね？　たいがいのことは年を取ってもできるんですよ。50歳の人に、「明日、成人式をやってくださいね」とかそういうことじゃないんです。私はそういうこと言わないもん。

50歳の人と会っているときは、その人ができること言うし、60歳の人と会ってるときは60歳の人ができることを言っているんです。それなのに、「もうちょっと若かったら」とかって言うの。きっと若かったらやらないよ（笑）。これって、ずーっとやらない人の特徴なんです。

なんでもいいんです。ピアノのコンサートをやりたかったらやればいいんです。

１曲しか弾けないって人は、１曲でコンサートをやればいい。会場をいっぱいにしようとするからできないんです。会場いっぱいになるほどの腕前じゃないでしょって言うんです。「会場をいっぱいにしたいんです」とか「感動を与えたいんです」とかって、やりたいことを増やしちゃダメですよ。

目的を持ったら１個だけやればいいんです。誰もいないところでだって弾くことはできるんだよね。目的はコンサートをやることでしょって。いつの間に会場をいっぱいにしたいになったんですか、感動させたくなったんですかって。

いろいろ言わないほうがいいですよ、なにもできなくなるから。１つやり、その次はなにをやる、その次は、これをやる。階段と同じなんです。１０００段の階段をひとまたぎで登るようなことはできないんです。

やれることからやればいいんだよね。「猫踏んじゃった」しか弾けなかったら、それでもいいの。コンサートをやりたいんだから。わかったかい？やれないことは言わないの。

私の前でやりたいって言ったら、すぐ会場の予約取っちゃうよ（笑）。私は、そういう性格だからね。いくら下手だっていいんです。素人なんだから。その代わり客は来ないよ。あたりまえですよ、素人なんだから。

まずは、やれることからやってみてください。
以上です。

斎藤一人