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「女性としての自分」を大切にする
女性には、「仕事がベースで幸せになれるタイプ」と「プライベートを充実させて、幸せになれるタイプ」の2種類があります。まず、自分がどちらのタイプかを考えてみてください。
それは年代によって変わる可能性もあります。
20代で「私は仕事優先」というかたも、30代で出産し、「家族の幸せを優先したい」と思うかもしれません。50代になって、お子さんが巣立ったら、また仕事をしたいと考える人も多いかも知れません。60代になったら、自分の幸せを大事にしたいと思うようになるかもしれません。
どんな人生であっても、大切なのは自分が納得できる生き方を選ぶということです。
もしあなたが、今の仕事や生き方に、不満や退屈さを感じていたら、それは「今が人生を変えるチャンス」というサインです。今からでも、新たに資格を取ったり、職能を身につけたりすることはじゅうぶん可能です。
ただし、気をつけてほしいことがあります。それは、「女性としての自分」を大切にすることです。
仕事に熱中するあまり、女性らしさや、家族、パートナーを置き去りにすると、私生活とのバランスを崩しかねません。
仕事をしながら、プライベートを大切にすることも可能です。
コツは、ムダを楽しむことです。仕事で有能なかたは、能率至上主義のようになってしまうこともありますが、オフのときは、半日かけてディナーをつくるというようにと感じる時間、非効率を楽しんでみましょう。
また、素直さを忘れず、ときには周囲に弱みも見せられるような「かわいい女性」でいることも、女性が幸せに仕事をしていくための秘訣です。
これは「今、仕事が楽しくてしかたない」という人にとっても大事なポイントだと思います。
つらいと感じたことの中にもヒントがある
40代は、ライフワークについても考えておきたい年代です。ライフワークは、お金を稼ぐ仕事とは限りません。
あなたが、情熱を持ってやり続けられること。自分自身を表現し、まわりの人と豊かさを分かち合えることです。
あなたが楽しんでやれることで、周囲を助けたり、喜ばせたりできることは、どんなことでもライフワークになります。
「ライフワークが見つからない」という人は、これまでの人生を振り返ってみましょう。子ども時代も含めて、あなたが好きだったこと、時間とお金をかけてきたこと、人にほめられたことを探ってみるのです。
逆に、苦しい、つらいと感じたことの中にもヒントがあります。子どもの頃、虐待を受けていた人が、虐待児支援のボランティアに情熱を注ぐといった例も、少なくないのです。
ライフワークは、人生を豊かに彩ってくれる宝物です。ぜひ、情熱を注げるライフワークと出会ってください。
●POINT
ライフワークのヒント
①ずっと好きだったこと、時間とお金をかけてきたこと、人にほめられたこと
②人生で苦しかったこと、つらかったこと
●当記事は『ゆほびかGOLD』vol.27の記事を再編集したものです。