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【本田晃一】「がんばる」のをやめて人生を輝かせる7つのステップ(その2)

自分の本音を優先すると人生は大きく好転する

仕事も恋愛もうまくいかない。

人間関係で疲れてしまう。

まわりの人は悩みがなくて幸せそうなのに、自分だけ損して苦労している気がする。

やりたいことが見つからない……。

あなたが今、そんなふうに「なんとなーく、自分の人生がどんよりしている」と感じているなら、ここは思い切って、「がんばる」ことをやめてみませんか?

自分らしさを取り戻すには、新しいことを「はじめる」よりも、今あることを「やめる」のがいちばんの近道。

「誰かのためにがんばる」のをやめて、自分の本音を優先させてあげると、人生はしだいに大きく好転していきます。

では、具体的に、何をどうすれば人生がうまくいくのか、7つのステップに分けて、順に説明していきましょう。


第1ステップから読む

【第3ステップ】ほんとうにやりたいことは不安や恐怖とセットでやってくる

 自分の小さな「やりたいこと」をちょこちょこなかえるうちに、自分の「好き」を感じ取るセンサーの感度がどんどん鋭くなっていき、だんだんと「ほんとうにやりたいこと」が見えてきます。

 これは、自分から追い求めるというより、ある日ふわっと、向こうから現れる感じ。まるで天が「あなたのやりたいことって、こういうことなんじゃない?」と差し出してくれたみたいに、目の前に現れます。

 そのときのために、ぜひ事前に知っておいてほしいのが、「ほんとうにやりたいこと」は、とてつもなくワクワクすると同時に、「不安」や「恐怖」も感じるものだということ。

 「うわ、マジでやりたいことってこれかも……。でも、ヤバい!怖い!どうしよう!?」という感じでワクワクと不安や恐怖がごちゃ混ぜになって、心がザワザワする。

 すごくやってみたいけど、足がすくんでしまう。実は、それこそが「ほんとうにやりたいこと」らしきものが見えた瞬間なのです。

 「ほんとうにやりたいこと」は、あなたにとってものすごく重要なこと。だからこそ、いざその方向に進むことを想像すると、急に怖くなってくるのです。

 また、人間にとっていちばんの恐怖は、「自分が知らないこと」「未経験のこと」。「ほんとうにやりたいこと」は、たいていの場合、これまでやったことがないことだから、不安や恐怖を感じるのはあたりまえなのです。

【第4ステップ】「怖い!」と思ったらやる、と決めておく

「ほんとうにやりたいこと」が目の前に現れたときの気持ちは、本命の人に告白するときと似ているかもしれません。

「この人とつきあえたらいいな」とワクワクするけど、簡単には「好きです」なんて言えません。「断られたらどうしよう」と考えると怖くて、心の中でブレーキを踏んでしまう。なかなか告白する勇気が湧きません。

でも、そうやって先延ばしにしていては、いつまでたっても「ほんとうにやりたいこと」ができないままです。

先延ばしにするほど不安や恐怖がどんどん大きくなり、やりたいことに挑戦するチャンス自体を逃してしまうことにもなりかねません。

だから、今ここで、ワクワクと同時に「怖い!」と感じたら、問答無用で「それをやる!」と決めちゃいましょう。

もちろん、やりたいことに飛び込む瞬間は怖いでしょう。でも、飛び込んでみたら意外とたいへんじゃないことも多いのです。

僕は初めて本を出すとき、「僕なんかが本を書くなんて畏れ多い」「反響が悪かったらどうしよう」と不安でしたが、出版してみると、そうでもありませんでした。

怖いのは、飛び込む瞬間だけ。ひとたび飛び込めば、あとは突き進んでいけます。

次回 その3(第5、第6ステップ)に続きます

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