【家庭の悩み】夫が気難しくて口出しが多くバカにしたような暴言を吐く
48歳の専業主婦です。結婚20年になりますが、夫に気を遣ってばかりでとても疲れます。嫌なことがあると口もきいてくれず、夜遅くまで同僚と飲み、土日も好きなことをしています。育児や家事に協力的ではないのはとうにあきらめましたが、お金の使い方や料理にも口うるさく、すぐに「お前はバカだから」「俺が食べさせてやってる」と事あるごとに言われます。こんな夫婦関係に改善の道はあるのでしょうか?
【回答】自分の感情を認めるために「断る練習」をしましょう
結婚をしたら、大黒柱の夫を支えるために、主婦として家事や育児をしなければならない、嫁として義父母を大事にしなければならないなど、「男が上で女が下」という思い込みがあると、対等な関係は築けません。
さらに、専業主婦の場合、どうしても「食べさせてもらっている」という意識が働くので、ほんとうは夫に反発したくても、自分の感情を押し殺して我慢してしまうのです。
しかし、我慢をしてマイナス感情を蓄積すればするほど、無意識に態度や表情、口調が反抗的になり、対決ムードを作り出してしまいます。あなたが、我慢することで夫婦関係がより悪化していくわけです。
そんなときこそ「自分中心」を実践し、まず自分の気持ちを優先しましょう。例えば、夫から「お茶!」と言われたときに、お茶を入れたくなかったら、入れたくないという気持ちを大事にする自由があると捉えて、「自分で入れてね」と言うことができます。
争いになりそうなら、ほかの部屋に移動して、その場を離れること。自分の感情を認めてあげることで、意外なほど気持ちがスッキリします。
自分の気持ちを優先することを貫き、行動に表していくと、夫は自分のことは自分でやるように変わっていきます。夫は渋々しているように見えるかもしれませんが、実は無意識では、微妙に喜びを感じているのです。「自分のことを自分ですることは嬉しい」ということを、無意識が知っているからです。
どうしても夫に断るのが怖い場合は、セールスの電話がかかってきたときなどに、「うちは必要ないので、切りますね」と、自覚しながら丁寧に断る練習をしてください。断ると気持ちがいいので、夫にも断りたくなってきます。
こうして「自分中心」になることで、夫と心地よくいっしょにいられるようになるので、生活が快適になるでしょう。