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【オーラルフレイルの予防】部屋で「好きな歌を歌う」と唾液が分泌されて気分スッキリ!血管も若返る

人は口から衰える若い人も注意が必要

「フレイル」(虚弱)とは、加齢によって心身の働きが悪くなった状態を指しますが、最近では「オーラルフレイル」も注目されています。

オーラルフレイルとは、口腔機能が衰え、滑舌が低下したり、食物を飲み込み、咀嚼する機能が低下したりする状態を指します。

オーラルフレイルが進行すると、噛むことが難しくなり、食事がとりづらくなって、低栄養に陥ってしまいます。

また、唾液の分泌が少なくなるため、口の中に歯周病菌が繁殖しやすくなります。その結果、血管も老化していき、病気を誘発する原因にもなるのです。

コロナ禍では人と会う機会が減り、話すことが減っている人も多いと思います。また、マスクをしている時間が長いと、口を動かす回数も減ってしまいます。

そのため、若い人でも口の周りの筋肉が弱まり、唾液の分泌が少なくなっている可能性があります。

オーラルフレイルは寝たきりにつながる

オーラルフレイル予備軍
若い人も要注意!
滑舌が悪い ドライマウス 落ちベロ 口呼吸 歯周病

オーラルフレイル
口の機能が衰える
滑舌が悪い ドライマウス 落ちベロ 口呼吸 歯周病

フレイル
身体的フレイル
筋肉や内臓、心肺機能が衰えて日常生活が困難に
認知的フレイル
認知症やうつ病などで日常生活に支障をきたす
社会的フレイル
人と会うことが極端に減る引きこもりの状態

要介護(寝たきり)

オーラルフレイル・セルフチェック

□ 口の中が乾いていると感じるときがある
□ 食事を5分以内に食べ終わることがある
□ 寝ているときに、いびきが大きいと言われたことがある
□ 歯を磨いていて血が出ることがある
□ 舌を思いきり前に出したつもりでも、実際にはあまり出ていない感じがする
□ 滑舌が悪いと言われたことがある
□ 最近、ほおが垂れてきたと感じる
□ 食事のときに硬いものを避けるようになっている
□ 食べ物が飲み込みにくいと感じることがある

人と話せなくとも部屋で歌うことはできる

オーラルフレイルを防ぐためには、部屋で好きな歌を歌うことがお勧めです。口の周りを動かして、唾液の分泌がよくなるだけでなく、気分もスッキリします。

また、歌うことは、脳を刺激し、脳を活性化させるので、血流のアップにもつながります。

TouTubeなどで懐メロの動画を見ながら、楽しく歌うこともできるはずです。

歌うことが難しいなら「あー、いー、うー」などと、声を出してみてもいいでしょう。

お笑い番組を見て、声を出して笑うのもいいでしょう。

日常のちょっとした習慣を続けて、血管を若返らせましょう!

この記事は『ゆほびか』2023年3月号に掲載されています

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