●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.40の掲載記事を再編集したものです。
私が、芸人から占い師に転身したのは2000年頃のことです。
子どもの頃から、自分の中で、目には見えないものが見える感覚があり、親からも、先祖に占い師や風水師がいた話をよく聞いていました。
吉本興業の芸人になってからも、ボランティアで周囲の人の運勢を占うようになり、そのうち、「自分はこっちの道かな？」と考えるようになりました。当時のマネージャーや吉本の関係者の勧めもあって、20代半ばで芸人から、占い師ＬｏｖｅＭｅＤｏとして活動することにしました。
最初の4、5年は風水、四柱推命、西洋占星術、九星術、手相などジャンルを問わずに、無我夢中で占いを学びました。その一つひとつを、時間をかけて自分流の占いにしていきました。
なかでも、よく当たる！と人気を呼んでいるのが、私が考案した「龍神手相術」です。
手相には幸運の象徴・龍神様が存在している
一般的に手相は、手のひらに線状に走る生命線、頭脳線、感情線、運命線の手相線を中心にして鑑定します。それぞれの線の濃さや長さ、線上にあるマーク、線の近くにある手のひらの丘などから、その人の今と未来の運命を読み解いていくわけです。
そして、ここからが私流の手相術の考え方です。手相の線はそれぞれの線の近くや線と線の間にある、手のひらの丘からエネルギーを吸っていると考えます。
そのエネルギーを吸って手相の線上を勢いよく走っているのが、風水や運命学で幸運の象徴とされる龍神様です。つまり、誰の手のひらにも、生命線、頭脳線、感情線、運命線の四柱の龍神様が存在していて、それぞれの異なる役割を持っています。
四柱の龍神様の役割を順番に見ていきましょう。
親指側の丘に弓状を描く生命線には体のコンディションが現れ、「黄龍」が走っています。黄龍は皇帝の権限を象徴し、この龍神線の手相からは寿命や、結婚運、金運などがわかります。
その生命線と交わり、下方に伸びる頭脳線は思考パターンを示す線で、「青龍」が走っています。青龍は東の太陽のパワーを持ち、この龍神線の手相からは才能、センス、職業、考え方などがわかります。
小指から少し下がったところから横向きに走る感情線は、魅力や恋愛運を示す線。「白龍」が走っていて、白龍は天上界に仕える、空を飛ぶスピードが速い龍です。この龍神線の手相からは気持ちの強さ、その人の恋愛パターンなどがわかります。
そして、手のひらの中央を上に向かって突き抜けるように走る運命線は、強運の象徴。人生の過去、現在、未来の運を示します。ここには成功、強運、幸福をもたらす「赤龍」が、昇龍となって走っています。
4つの手相線のなかでも、運を大きく左右する最もたいせつな線が運命線です。
運命線が深く刻まれ、途切れずに勢いよく昇っているのは、エネルギッシュな赤い龍神様が宿っている証拠。誰もがうらやむ幸せをつかむ人の手相です。世間に認められ、本人も満足できる人生を歩むことができます。
Loveちゃん流手相術で4体の龍神の意味を読む
運命線上には、ドラゴンヘッド（龍の頭）、ドラゴンテイル（龍の尻尾）という、龍が昇天するエネルギーを発する手のひらの丘があります。
生まれつき手のひらの丘が豊かなわけではなく、人生で直面する試練を乗り越えて成功や強運を手にしたあとには、ドラゴンヘッドやドラゴンテイルからエネルギーをよりたくさん受け取れます。その結果、濃い運命線が長く突き抜けるのです。
一流企業のトップや政治家、著名資産家など、社会的地位に就いている成功者の運命線をみると一目瞭然です。
一般に、年齢を重ねると運命線が濃くなり、若い人ほど運命線が薄い傾向があります。
しかし、年齢を重ね、成功を収めている人でも運命線が薄いことがあります。これは、成功するための伸びしろがまだまだあるという証拠。「自分はもっと成功できる！」と希望を持ち、引き続き努力を忘れずに人生を昇っていけばいいのです。
一方で若くても、世の中に認められ成功している人や、人気者は運命線がくっきり刻まれています。
以前、プライベートで、ロックバンド、ＧＬＡＹのＴＥＲＵさんの手相を見させていただき、感動したのを覚えています。とても力強く濃い運命線の持ち主でした。
ラジオ番組でごいっしょさせていただいた、人気アイドルグループ、ももいろクローバーＺの百田夏菜子さんと玉井詩織さんも、濃くて長い運命線の持ち主でした。
また、やり手として評判のテレビのディレクターの手相を見せてもらったら、驚くほど濃い運命線が刻まれていました。
さて、あなたはどんな運命線の持ち主でしょう。仮に、線が薄くて短くても、後で述べるように今後の日々の生き方しだいで、手相を変え、成功を手に入れることはできます。
（その2に続きます）