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【色彩の効果】ピンク色の開運パワーを取り入れる方法 服装や部屋づくりのポイント

ピンク色の効果は合わせる他の色と相殺される

ピンク色には、心身の緊張を緩め、感情の周波数を上げ、幸福度を自然に高めていく効果があります。そうしたピンク色の持つ開運パワーを取り入れる効果的な方法を紹介しましょう。

ピンク色の効果は、基本的には、体に触れる総面積に比例します。体の部位でいうと、ピンク色が特に効果を発揮しやすいのは上半身です。したがって、服装に取り入れるときは、ブラウスやTシャツ、ポロシャツ、カーディガンなど、上半身全体をカバーするようなアイテムをピンク色にするのがお勧めです。

ただ注意していただきたいのは、ピンク色の効果は、併せて使うほかの色の影響を受けるということです。特に、黒色、グレー、茶色。これらの色は、ピンク色の効果を打ち消してしまいます。これらの色の肌着を着ていると、いくらアウターにピンクの服を着ていても、その効果が薄まってしまうのです。

これまで私は数多くのご相談を受けてきました。その結果、心に悩み事を持つ人の多くは、黒系の色や茶色の服を着ていらっしゃることが多いことに気づきました。

さらに細かく傾向を分析すると、人間関係で悩みを抱えている人は黒系の色の服が圧倒的に多く、お金の問題で悩んでいる人は茶色の服を着ているケースが多いという結果になりました。

また、治療家の先生に協力いただき、不眠の悩みを抱えている患者さんがふだんよく着ている服の色を調べたことがあります。実に、4割以上の人が黒でした。次いでグレー、茶色が多く、これらの色で約8割を占めていたのです

▼別記事:【ピンク色の効能】科学的に実証された色彩の力!ピンクを活用して心身の不調を改善

ピンクのものを買う前に黒やグレーのものを取り除く

黒色は、ピンク色と正反対の作用があります。黒色を身にまとうと、心も体も頑なになり、過去にあった嫌なことを引きずり、否定的・悲観的な気持ちに陥りやすくなります。

グレーや茶色も、不安や悲しみ、寂しさを象徴する色なので、気分を明るくしたいときには、お勧めしていません。

ですから、ピンク色を取り入れる前に、ワードローブをチェックして、黒系の色と茶色のトップスをよけてみましょう。ブラジャーやキャミソールなどの下着も、黒系と茶色系は避けるほうがベターです。

こうして残った服を着回すか、足りなければ買い足すようにすればよいと思います。

一方、ズボンやスカートなどのボトムスは、どの色をはいても上半身ほどの影響はないので、手持ちの服のままでかまいません。

最初は桜色のピンクから取り入れるとうまくいく

ひと口にピンク色といっても、さまざまな種類があります。色選びに迷ったときは、自分が「明るく鮮やかな色」と感じる明度のピンク色を選びましょう。

暗い気分のときに無難だと感じるピンク色を選ぶと、人によっては薄い紫や肌色に近い色を選んでしまうことがあります。それでは、せっかくのピンク色の効果が薄れてしまうので、自分が悩んでいる、あるいは暗い気分のときなら、多少抵抗感を覚えるほど、明るく鮮やかなピンク色を選ぶほうがお勧めです

「黒や暗い色の服が落ち着く」「ピンク色は自分に似合わない」と言う人は少なくありませんが、それは黒色の作用で、心が頑なになっているせいかもしれません。思い切ってビビッドなピンク色を着てみると、ほとんどの人が「あれ? 意外と恥ずかしくない」とおっしゃいます。

ピンク色は顔色を明るく見せ、若若しい印象を与えるので、周囲の人の評判も上々のはずです。

ふだん黒やグレーの服を好んで着ている人は、まずは淡い桜色から取り入れるのがいいと思います。桜色の服を着ると、明るく軽い気分をキープできるので、桜色を中心に、白、明るい水色や黄色、オレンジ色などを組み合わせることから始めるといいでしょう。

男性の場合はまずネクタイか小物から使うのがお勧め

男性の場合、ピンク色を取り入れるのはなかなか難しいと思います。その場合は、まずネクタイをピンク色にするのがお勧めです。ネクタイは、胸、のど、首と広い範囲をカバーできる優秀アイテム。ハンカチなどの小物にピンク色を取り入れるのもお勧めの方法です。

女性の場合は、ピンク色のスカーフやストールを活用すると効果的です。

外出着でピンク色を着るのが難しい人は、ルームウエアやパジャマにピンク色を取り入れてください。ピンク色を身に着けると、心身の緊張がほぐれて、リラックスできます。「おうち時間」にリラックスできれば、夜ぐっすり眠れるようになり、余計な疲れやストレスをためずに済みます。

これまでの私の経験から、沈んだ気分から脱するには桜色、など淡いピンク色が効果的で、筋肉の緊張を緩めるには濃いめのピンク色が効果的なことがわかっています。

肩こりや腰痛など、体にこりがある人や、ぐっすり眠れないなど、睡眠に悩みを抱えている人は、シーツや布団カバーなどの寝具を濃いめのピンク色にしてみましょう。

カーテンや寝具、パジャマ類をピンクにすると快眠できるので運気も上がる!

気分が落ち込みがちな人や、更年期障害やPMS(月経前症候群)で気持ちがイライラしがちな人は、カーテンや壁紙を淡いピンク色に替えると、気持ちが安定しやすくなります。 

ご自分の生活スタイルに合わせて楽しみながら、ピンク色を取り入れてみてください。

この記事は『ゆほびか』2022年8月号に掲載されています。

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