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【斎藤一人】世の中は必ずまたよくなるから心に愛と余裕を持って過ごすことが大事だよ[前編]

「社会は本当によくなっているんです」

2020年はコロナによって経済が極度に悪化し、多くの会社が危機に瀕しました。

世界じゅうで倒産する会社が続出し、心配な状況が続いています。

でもね、よくよく観察してみると、社会は本当によくなっています。

今、すごくいい世の中なんだ。

現状だけを見て、「日本政府はひどい」と責める人は多いけど、昔に比べたら破格の対応だよ。

だって考えてごらん。

コロナ禍で苦しくなった家計を援助するために、国民全員が10万円ずつ給付金を受け取ったんだよね。

不景気のあおりを受けやすい中小企業や個人事業主だって、100万円とか200万円とかの給付金があったり、仕事を休んでも支援金をもらったり。

そのほかにも、平時では考えられない、大規模な補助金や融資制度があるんです。

税金や保険料が猶予・減免されるケースもある。

昔はね、ペストやコレラが流行して国民が窮地に陥っても、国や行政に今ほどの体力がなかったから、援助を受けられなかったんです。

医療も発達していなかったから、病気にかかった人は死んでいくしかなかった。

それを思えば、現在のこの状況がいかに恵まれているかがわかるよね。

今は、災害があっても仮設住宅を設置してくれたり、新しい家を紹介してくれたり、国や行政がいろんな手助けをしてくれます。

でも昔は、「お気の毒に……」で終わりだったんです。

どれほどの被害に遭おうと、あきらめて受け入れるしかなかった。

災害で生き残っても、自力で食料を調達したり、廃材を探してきて雨露をしのいだりしなきゃいけなかったの。

それができない人は、体力を奪われて命を落としたんだよね。

いっぽう、今の日本では災害で亡くなる人はいても、その後に家がなくて凍え死んだり、
飢え死にしたりする人はまずいないんだよね。

食べるものだって、被災直後からどんどん差し入れられます。

時代を振り返ってみるとよくわかる。

世の中は、本当にどんどんよくなっているよ。

そう思うと、国に感謝こそすれ、文句なんて言えないんじゃないかな。

「景気はまた右肩上がりでよくなるよ」

今は経済的な損失が大きいけれど、少し時間が経てば、間違いなく景気はまたよくなります。

だいじょうぶ。心配ありません。

昔から、景気は常に「いいとき」と「悪いとき」を繰り返しているし、悪いときのあとにはちゃんとよくなるからね。

これからも、そういう波は同じように繰り返されるんです。

今までのような好景気は戻ってこないと言う人もいますが、一人さんはまったくそうは思いません。

戻らないどころか、今まで以上の好景気になるんだよね。

それは歴史を見ても明らかなの。

でね、オリンピックにしても、延期になってショックを受けている人がたくさんいるけど、次に開催されることになったらバッチリうまくいくよ。本当ですかって、もちろんウソじゃない。

あのね、一人さんはいつも、世の中はどんどんよくなっているという考えをベースに話しているんです。

生活も仕事も、世の中も、ぜんぶ間違いなく昔よりよくなっているから。

昔は、尋常小学校(明治維新から第二次世界大戦勃発前までの時代に存在した初等教育機関の名称)ですら通えない人がいっぱいいたの。

だけど今は、中学まで義務教育で通えるうえ、高校や大学に行くにしても奨学金や支援金があるし、進学することがごく普通の時代になりました。

海外旅行や、海外留学をする人だって大勢いるんです。昔では、とうてい考えられないことだよ。

日本は、医療保険制度にしたって、年金制度にしたって優れています。

世間では、年金が少ないとかどうとか言われますが、昔はそれすらなかったの。

こういう現実を見ても、なお、「世の中は昔より悪くなっている」という人がいるんだとしたら、何がどう悪くなってるか教えて欲しいよね(笑)。絶対ないはずだよ。

この先の景気だって、今までと同じようによくなるんです。間違いなく、どこまでも右肩上がりに成長するよ。

(次回に続きます)