死者の願いを叶え成仏していただく
私の活動は、神通力に頼るところが大きいのです。神通力とは、超能力とか魔法のような力です。
神通力の内容は、能力者によってさまざまですが、私の場合は①紙に書いたこと(願いなど)をほぼ叶えられる力 ②死者を体に入れても日常生活ができる力 ③気を吸い取られても人の何倍も早く回復できる力があります。
神通力が使えると、人生をある程度思いどおりにできます。ただし、悪用しないまっすぐな心と、見返りなく人を救おうとした実績がないと、神通力は得られないか、もしくは使い続けられないので、手にすることは容易ではありません。
私の場合、前述の②と③の力は生まれる前から持っていたのですが、①の力は、その力を持っていた霊魂(死者)から譲ってもらいました。
そのかわり、その死者が達成できずに悔いていることを私が代理で達成するという交換条件でした。ちなみに、その願いとは、とある地域で不幸にして亡くなった女性の呪いを浄化することでした。
残念ながら、この世には成仏していない霊魂がたくさんあります。きちんと法事をしていても上がっていない霊魂や、骨が見つからないために上がれなかったもの、事故で留まっているものなど、さまざまです。
神通力を譲ってくれた人も、呪いが強かった不幸な女性も、49日のうちに成仏できていません。その後に成仏させても、霊魂は49日で霊界に上がらなかったとして罰せられ、生まれ変わったとき、その罪を償いながら生きなくてはならないのです。
それが怖くて成仏をしない霊魂も多く、そうした霊魂がデッドポイントを作り地震を起こしたり、死者を増やしたりすることがあります。
何百も何千も成仏への切符を出す
そこで、私は数年前に閻魔さまのもとに何度も通い「事情があって長時間さまよい続けた霊魂に限り、49日以内に成仏する決心をしたものとして認められる」という許可出しをさせてもらえるようになりました。
私は、霊魂を体に入れて成仏させますが、その際に「この切符を持つ者は、49日以内に成仏することを決めたものとする。責任者は〇〇。」と書いた紙を頭の中で作り、死者に渡して説得します。
大きな災害や事件の何周年となる日には、何百も何千もその切符を出します。
ちなみに、皆様には、この切符出しをしていただくことはできません。
かわりに、亡くなった人に「安らかにお眠りください」と声をかけるのをやめてあげてください。
それより、無心で手を合わせることが成仏につながります。周囲の人にも、それを教えてあげてください。回数が多ければ徳積みになります。
(次回に続きます)